緒方竹虎とCIA アメリカ公文書が語る保守政治家の実像 (平凡社新書)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582856392

作品紹介・あらすじ

戦前は朝日新聞を代表する記者として活躍、その後政界に転じ、小磯内閣で内閣情報局総裁を務め、戦後は保守合同を主導したことで知られる緒方竹虎。二〇〇五年に機密解除となった米公文書から、一九五五年の自民党結成にあたり、CIAが緒方を通じて対日政治工作を行っていた実態が明らかになった。コードネーム=POCAPON。彼はアメリカのエージェントだったのか。

感想・レビュー・書評

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  • 緒方の父は内務官僚だったが世渡りが下手だったから、子供たちには官僚になるな、と言っていた。そういう父親はいいね。それで緒方は一ツ橋に行って商業を学んでいたが、つまらなかったそうだ。商業なんて小さいもんね。当時は植民地政策とか大きいことがよかったようだ。時代だね。

  • 読売新聞の正力松太郎氏に目が行きがちだが、朝日新聞にも凄い人物がいたことを教えてくれる。

  • 今月の新刊。まだ研究途上のことなのでモヤモヤ感が残るのはしょうがないかな。タイトルは衝撃的かもしれないけど、非凡な政治家と巨大な諜報機関による平凡な関係というのはもっと衝撃的かも(笑)

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著者プロフィール

吉田則昭(よしだ・のりあき)
立教大学社会学部兼任講師。社会学、メディア文化論、メディア史
『戦時統制とジャーナリズム──1940年代メディア史』(昭和堂、2010年)、『緒方竹虎とCIA──アメリカ公文書が語る保守政治家の実像』(平凡社、2012年)

「2017年 『雑誌メディアの文化史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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