一冊でわかる古事記 (平凡社新書)

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 83
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582856477

作品紹介・あらすじ

作家や国文学者により、『古事記』は数多く訳されてきた。しかし、一読して理解できる本は、なかなか見あたらない。それは、訳文に古代の言葉をそのままあてはめているので、意味が取りにくく、難しくなってしまうからである。本書では、言葉の意味や背景の説明を加えることによって、神々と古代人の世界をわかりやすく、生き生きと甦らせた。

感想・レビュー・書評

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  • 薄い新書だが、古事記の上巻、中巻、下巻をカバーしている。図も多くあり、わかりやすい。筆者の考え方で書かれているので、直訳的な紹介ではない。
    初心者の私にとっては、とてもおもしろく読めた。
    古事記に関する入門書として、おすすめの一冊だと思う。

  • 平易な現代訳で、最新の研究による見解も交えながら書かれていて、入門用としてちょうど良かった感じ。一冊でわかる、というのは煽りすぎだと思うけど。

  • EVERNOTE登録済

  • 日本最古の歴史書『古事記』をわかりやすく解説した本。

    『古事記』のあらすじをベースに、言葉の意味や時代背景、当時の文化や価値観を加えて、わかりやすく書かれています。

    『古事記』の世界を知りたい方は、まず本書を読んでみてはいかがでしょうか。

  • 新書文庫

  • 天岩戸伝説が日食神話を背景にしている等、図も交えてわかりやすく解説してある。

  • 神道の世界を書かせたら、やはり武光誠。若干、私見が入っているのは気になったけど、より一層古事記の世界が理解できました。やっぱりこの人の文章は分かりやすいわー。

  • 確かに読みやすく分かりやすくはあった。ただ、古事記自体がよく分からない僕にとってはぼんやりと無茶苦茶な話が進んで行ったようにしか感じられなかった。古事記の大枠を理解するには良いのではないかと思う。

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著者プロフィール

1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大大学院博士課程修了。文学博士。元明治学院大学教授。専攻は日本古代史、歴史哲学。比較文化的視点を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組んでいる。著書に『律令太政官制の研究』『日本古代国家と律令制』(ともに吉川弘文館)など専門書のほか、『歴史書「古事記」全訳』『古事記・日本書紀を知る事典』(ともに東京堂出版)、『古事記と日本書紀 どうして違うのか』(河出書房新社)など多数。

「2022年 『古代史入門事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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