新書688世界の王室うんちく大全 (平凡社新書 688)

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 71
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582856880

感想・レビュー・書評

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  • エリザベス女王が亡くなって、いろんな王室うんちくが出てきたので、積読から取り出して読んでみた。去年の年末のBRUTUSの読書特集で取り上げられていて買った一冊。
    世界に王様は30人しかいないと書いてあるけれど、廃止になった国も含めて歴史を紐解いて書いてあるから盛りだくさん。世界史の基礎的知識がないと辛いです。

  • この八幡先生、日本史だけじゃないんですね。
    世界史もいけるなんて…!
    ヨーロッパの王朝も系図が入組んでいて、私の大好物です。それ故、大変楽しく読ませていただきました。

  • チンギスハンの子孫が1600万人という事実に全て持っていかれてしまう

  • たしかにうんちく大全。ヨーロッパの王室間の関係が分かればなぁ〜と思ったのが、なんせ名前が同じだったり変名したり…なかなか難しいですね。

  • あくまでもトリビア的なものなのと
    結構家系図は複雑なので
    気になるところだけ読んでいったほうが吉。
    まともに読むとちょっと疲れちゃいますね。

    面白かったのは
    ある日常的に使っているであろう
    技術の命名由来。
    そんな王様がいたのすら知らなかったので
    面白かったわね。

    あとは王国が終了になったきっかけの
    無理心中が出てくる国もあったり。
    あれは本当に悲惨。
    その後も悲惨。
    権力っておっかないわね。

  • 世界の王家のあんなこと、こんなこと。

    さらっと読めるネタ本。出版から4年経ったけど、皇室関係は色々と進んできたような、進んでいないような。歴史のところで、名前が被りすぎて頭がパンクしそうになる。もう一度世界史勉強しなおしたい。

  • 現存の王室はもちろん廃止された王室も含めて世界の王室について、ひととおり、その概要と「うんちく」が紹介されている。王室や君主に興味があれば、それなりに面白い内容だと思う。ただ、幅広く王室を取り上げているので、一つ一つの王室についての情報量はどうしても少なくなってしまい、あまり内容に深みはないようにも感じられた。フランス大統領が君主であるアンドラ公国の存在を知れたのは勉強になった。

  • 世界での日本の皇室の地位が知りたくて手に取ってみた。近年、妙なナショナリズムの高まりを感じている。それ自体は悪いとは思っていないが、行き過ぎによって自己優越感や他者排外主義へと結びつくのことを懸念している。そのナショナリズムの高まりの中でYouTubeやその他のネットメディアでよく見かけるものの一つが天皇陛下の特別な世界的権威を訴えているものである。

    この本によれば、現代国際社会では国によって君主の優位性はなく、世界の君主が集まる場での席次などは在位期間で決まるらしい。そもそも君主制国家ではない共和制国家などでは、大統領よりも王や皇帝のほうが権威があるという論理は通らないそうだ。たしかに外交儀礼上君主も大統領も他国へ行けば同じ「国家元首」として扱われている。また、「世界で唯一のエンペラー」という称号も地域や国によって権威性は異なり、皇帝は王よりも格上である論理は通らないこともしっかりと説明されている。さらには本書では皇室は「万世一系」とは言えないことも根拠を示して説明されている。諸説あるとは思うが、筆者は非常に説得力のある主張をしていると思う。

    また、チベットと中国の関係についてはとても勉強になった。チベットは大清帝国以前まで、トップ同士がお互いの地位を認めあう関係だったようだ。

  • 世界の王室をかなり網羅してあります。歴史うんちくはかなり貯まります。
    しかし、ヨーロッパ王室は家系図が複雑過ぎて、家系図を見ながら読んでも誰が誰やら...。

  • 世界中の王室の歴史を1冊の本にギューと詰めている。その心意気やすばらしいと思うが、知識がそんなにないので、読んでても記号の羅列と化し、かなりきつかった(特になじみのない国)。いわゆる「うんちく」は少なく、王家皇族の歴史要点集。ある程度世界史に通じている人向け。

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著者プロフィール

1951年、滋賀県大津市に生まれる。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。北西アジア課長、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任。在職中にフランスの国立行政学院(ENA)に留学。現在は徳島文理大学大学院教授を務めるほか、作家、評論家として活躍中。著書は150冊を超え、ベストセラー『江戸三〇〇藩 最後の藩主』(光文社新書)のほか、近著に『365日でわかる世界史』『365日でわかる日本史』(清談社Publico)、『日本の総理大臣大全 伊藤博文から岸田文雄まで101代で学ぶ近現代史』(プレジデント社)、『日本人のための日中韓興亡史』(さくら舎)、『歴史の定説100の嘘と誤解 世界と日本の常識に挑む』(扶桑社新書)、『令和日本史記 126代の天皇と日本人の歩み』(ワニブックス)、『誤解だらけの韓国史の真実』『誤解だらけの平和国家・日本』『誤解だらけの京都の真実』『誤解だらけの皇位継承の真実』『誤解だらけの沖縄と領土問題』(イースト新書)、『消えた都道府県名の謎』『消えた市区町村名の謎』『消えた江戸300藩の謎 明治維新まで残れなかった「ふるさとの城下町」』『消えた国家の謎』(イースト新書Q)など、日本史、西洋史、東洋史から政治、経済、文化など多方面でリベラル・アーツを重視する斬新な視点で話題となる。

「2022年 『家系図でわかる 日本の上流階級』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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