声に出してよむ漢詩の名作50: 中国語と日本語で愉しむ (平凡社新書)
- 平凡社 (2013年11月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582857054
感想・レビュー・書評
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中国読みも載せてあり音声ダウンロードができるのが嬉しい。日本語読み(読み下し文)ではなく中国語で読むならどうなのかなと気になっており、素人なので新書程度のボリュームが丁度いい。良い本に巡り会った。
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月を詠んだ詩が多くて、秋に読むにはぴったりだった。
詩の解釈も読んでいて楽しい。
例えば、杜甫の「月夜」のところで、満月を「団欒の象徴」としたり、嫦娥の伝説から「孤独の化身」としたりと、語釈・現代語訳だけでない踏み込んだ解説となっている。
本にURLが書いていないが、音声ファイルは次のページからダウンロードできる。
http://koekan.heibonsha.co.jp/
①日本語読み下し、②現代中国語の朗読、③古風の朗詠の3パターンの音声ファイルがあるが、②は力が入りすぎているので、これらに加えてニュースを読むように淡々と現代中国語で音読したものがあれば、中国語を学び始めた人の役に立つのにとは思った。
ピンインがふってあるのは便利。 -
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB14053061 -
本は持ちやすく、書体は読みやすい。
簡体字標記の原文・読み下し文・解説と内容も豊富。
しかも朗読音声は日本語読み下し・現代中国語・古風朗詠の三種がホームページで無料DL可という太っ腹ぶり。
漢詩の本の中では、これが一番好きです。 -
漢詩を歌うことを初めて知る本。映像があればもっといい。
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読むといってもなかなかね。でも、教科書で見たやつばっかりでも世界が広がった。
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有名な漢詩についてきちんとおさえてあり、すべてにピンインがあるため、音読も楽しめる!
読めない人のために、ホームページから音声を聴けるらしい。
そして、解説がまた詳しい!嫌になるくらい詳しいわけではなく、しかし入門段階にとどまるような、学校の参考書というレベルは超えている。押韻の説明が役に立った。
ありがたや。
音読してみると、独特なリズム感や音の雰囲気を味わえる。書き下しを読んで味わうのももちろん良いが、これはこれで面白さがある。酒を飲みながら音読したい。