一遍と時衆の謎: 時宗史を読み解く (平凡社新書)

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著者 : 桜井哲夫
  • 平凡社 (2014年9月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582857481

一遍と時衆の謎: 時宗史を読み解く (平凡社新書)の感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    第1部  遊行・一遍上人と時衆~いかなる人々なのか
    第2部  『一遍聖絵』の世界~遊行・一遍上人の生涯
    結びに代えて

    <内容>
    思ったような一遍をめぐる歴史書ではなかった。なので当初はやや当惑しながら読んだが、著者の時宗(時宗寺院の僧侶であり社会学の研究者)への気持ちがよくわかるとともに、時宗への興味がわく内容だった。編集の最初が『大菩薩峠』から始まり、なぜか鎌倉期のことがない。それは、あとがきにある、明治期の廃仏毀釈・国家神道への改悪とその反動から鎌倉新仏教が評価される中で、時宗のみが評価されず(それは新仏教の多くが、「神祇不拝」の中、時宗が神社と密接な関係があったから)、単なる「踊念仏」の陶酔的・退廃的教義だったとされたとあり、それが徐々に評価されるようになり、網野善彦の諸研究が決定打だったことを示すためだったからだ。第2部では『一遍聖絵』を読み解くように(絵ではなく、詞書と和歌や和賛などから)一遍の生涯を辿る。こちらは歴史的というよりも宗教的な読み説きだと思う。

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