- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582857931
感想・レビュー・書評
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真田幸隆から信綱、昌幸、信之までの4代、そして信繁について歴史書を元に紐解く一冊。
史実に基づいて丹念に分析しており、信頼感があった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
確かにお勉強にはなったし、戦国期の理解も深まった様な気がする。が、やはり読んでて面白いのは池波や中村の描く真田かな。
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当主である幸綱・信綱・昌幸・信之の四代と大坂の陣で有名な信繁を扱った真田氏の通史。信之については記述が少なめ。真田氏の出自についての詳細な検討、信繁の家族関係や豊臣政権における立場などが興味深かった。
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史料を示しながら史実を再構築していく、という体裁の本を読み慣れていないので読むのにとても時間がかかった
真田家とその周縁の解像度が上がった
真田丸がまた見たくなった
史料を収集して、検討して、評価して
そこから確からしい事象を掻き集めて
実際に何が起こったのかを掴んでいく
そのプロセスにとても真摯に取り組んでいるのがうかがえる文体
予断を許さず、記述に慎重
しかしそこが読むリズムには重たかった -
真田丸時代考証担当者の著作。
真田四代とあるが、まず真田氏とはなんぞや。どこから来たのか。についてかなりの分量を割いている。ここで滋野氏がでてくる。うちと共通の先祖なのでうれしい。(というか、今まで読んだ中で一番滋野氏について詳しい記述だった)
そして、真田氏は有名であるが、必ずしも研究は進んでいない。
織田政権成立から江戸幕府確立までの歴史自体が、再検討されつつある。
織田信長の『天下』が東国へ拡がったところから、本能寺の変を経て豊臣政権が成立し、秀吉の死後、江戸幕府確立までの歴史に深く関与している真田四代についての研究もまた更に深められていくのであろう。新たな研究を待ちたい(待つ間に繰り返し読むことになるだろう) -
戦国時代に名を表した真田氏。
幸綱から江戸時代に大名として血を残した信之までの歴代の歩み。
史料を読み解き、分析することの難しさが処々、垣間見られます。
多くても創作が混じっていたり、伝え聞きの間違えやミス等、
分析しての考証は大変。
「幸村」は生前、ほぼ使用されたことが無いんですね。 -
真田丸で興味を持ったら必読といえよう。誰が魅力的かって?昌幸かなあ。
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真田丸やってた時期に買ってはいたんだけど、ネタバレ(?)になるのを避けようとして置いといたら放送終わってからもなかなか読めずやっとこさ。
いや、おもろいわ。ドラマ見た後で読むとドラマと重なる部分は役者の顔が浮かんでより楽しい。歴史書としてその読み方はどうなの?ってのはあるけど。ところどころ真田丸と話が違うところを見つけるのも楽しい。 -
NHK大河ドラマ「真田丸」で放映される場面と照らし合わせながら読むことができ、楽しんだ。ドラマは信繁を主役として扱ったが、本書を読んだ印象では信繁は昌幸や信之に比べて何をしていたのかよくわかっていない人だと感じた。だからこそ、いろいろ空想するのが楽しい対象なのだろう。
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