真田四代と信繁 (平凡社新書)

著者 :
  • 平凡社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582857931

感想・レビュー・書評

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  • 真田幸隆から信綱、昌幸、信之までの4代、そして信繁について歴史書を元に紐解く一冊。

    史実に基づいて丹念に分析しており、信頼感があった。

  • 当主である幸綱・信綱・昌幸・信之の四代と大坂の陣で有名な信繁を扱った真田氏の通史。信之については記述が少なめ。真田氏の出自についての詳細な検討、信繁の家族関係や豊臣政権における立場などが興味深かった。

  • 真田丸で興味を持ったら必読といえよう。誰が魅力的かって?昌幸かなあ。

  • 真田丸の種本 文書がやや難いが内容は興味深かった

  •  NHKの大河ドラマ真田丸の時代考証を担当している丸島和洋氏が著者である。真田幸綱信綱昌幸信之の4代と信繁の5人の行動・活動について、最近の研究結果を踏まえて説明してくれる。
     真田家については、真田十勇士など後世の物語のイメージが先行し、実態についての研究はあまり行われてこなかったそうである。真田丸は、本書と合致しているところも多く、小山田茂誠とか堀田作兵衛などは創作人物だと思ったが、実在したらしい。
     TVドラマが大ヒット小説よりも最新というか真実の姿に近いことに驚きを感じ、また著名な人物がまだ調べ尽くされておらず歴史研究対象であることにも軽い驚きを感じ、させてくれた本でした。

  • 16年大河ドラマの時代考証者が真田幸綱(幸隆)、信綱、昌幸、信之、そして信繁(幸村)の事績を紹介。資料を詳らかにしながら考察を織り交ぜ、それを読みやすく纏めているので大河ドラマで気になった予備知識のない人(ネタバレ注意)から戦国好きまでオススメ。関ヶ原後の信之の政治的立ち回りが気になる。

著者プロフィール

慶應義塾大学文学部非常勤講師

「2021年 『戦国遺文 真田氏編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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