- Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784583038650
感想・レビュー・書評
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帯表
大腰筋を目覚めさせよ
3D画像を使ってわかりやすく解説
帯裏
第一章 和の身体技法「能」と深層筋の働き
○能楽師とサムライとアスリート
○深層筋を活性化させるための予備知識
○ロルフィングとは?
第二章 深層筋を活性化させる6つの身体技法
○大腰筋を目覚めさせよ!
○立つ○すり足○指シ込ミ・ヒラキ○呼吸○声
特別収録
身体操作の達人に学ぶ
津村禮次郎
(観世流能楽師)
藤本靖
(米国Rolf Institute公認ロルファー)
宝田恭子
(歯科医)
デニス・バンクス
(ネイティブ・アメリカン)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
能の身体の使い方はアスリート同様、深層筋を活性化して動いており、90代でも現役で舞台で活躍するほどだという。
基本的な立ち姿勢、すり足、呼吸など、どの筋肉を活性化しているか、自分で活性化する方法などが書かれている。
上半身が天に向かって伸びていく感覚のスカイフックや、横隔膜のエクササイズなどは、自分でも取り入れやすそうに感じた。
写真や図が多用されているがやはり動きや、活性化させたい筋肉群にきちんと触れられているかは、分かりづらい。 -
日本の古来の動きには、深層筋を上手に使えないとできない動きが多い。立ち方やすり足、そして体のほぐし方など参考になることが多い。
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能楽の世界では、70、80、90歳の老齢の方が現役で、当然のように舞台を務めている。その秘密は、深層筋の活用にあるという。深層筋とは具体的には大腰筋のことである。その通常は使われない大腰筋を目覚めさせる方法が科学的知見から図を用いて解説されている。身体というものの重要性が意識されにくくなった脳化社会こそ、能化社会を目指すべきだろう。
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当たり前に使っている体。しかし意外と使っていないところやどう動かせばいいのかなど結構参考になりました。ロルフィング受けてみたい。
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深層筋の存在の重要性、その鍛錬も難しさ、昔の人間と現代人との心の在り処の違い(胎か心臓か)など、興味深い話が多かった。
天・人・地の存在、能の面白さに惹かれ、ぜひ鑑賞したいと感じた。 -
09/6/4
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能とインナーマッスルとの関係を解説。図解も豊富で、ロルフィングのトレーナーでもある安田さんの本領発揮といったところ。
ただし、これ基本的なボディワークの基礎が分かってないと多分分からないのとおもいます。インナーマッスルの存在自体が、直接レッスン受けてこないと分かりにくいんですよね。 -
海外では、ZENや武士道という「和」のしくみについて、かなり研究したり、実践するプログラムが多く存在するが、発祥の地である日本には、そういうものをわかりやすく解説した本が非常に少ない。安田さんは、和の文化や所作からカラダを考える非常にユニークな研究をしている人だ。能や歌舞伎など、年齢を重ねてもなぜ、役者たちは舞台に凛として立てるのか、非常に興味があったので、そのしくみがこの本で非常によくわかった。
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吉祥寺、中町