スイングイメージは直線: 円く振るからミスをする (ティーチングシリーズ)

著者 : 中井学

• ベースボール・マガジン社 (2009年10月1日発売)

作品紹介・あらすじ

スイングは「円く振る」-だれもが疑っていないこのセオリーが実はゴルフを下手にしていた。プロの感覚では、スイングイメージは直線。ボールをまっすぐ飛ばすなら、直線に動くのが当たり前。この驚くべき真実が、あなたのゴルフを変える。

感想・レビュー・書評

[Yoshikiさんの感想 · 2013年1月30日]

私の師匠、中井学プロの考えが一番分かりやすい本ではないかと思います。

ゴルフの上達の為には再現性の高いスイングをすることが必要です。
そしてその為には効率的な身体の使い方をする必要があります。

世の中には、その効率的な身体の使い方のできる人と、
それを表現する言葉を持っている人がいます。
しかし、両方を併せ持つ人がメディアに登場する機会は、
今までは稀だったように思います。

「プロの言葉は往々にして感覚的に過ぎ、
学者の言葉は技術的裏付けに乏しい」

巷にあふれるゴルフ理論がゴルファーを混乱に陥れている一因ではないでしょうか。

中井プロは、自身が再現性の高い「腕を使わないスイング」の技術を持ち、
それを客観的表現で伝えることのできる稀有な存在です。

「直線」という単語は、「回転」重視のスイング理論に対するアンチテーゼの意味合いが強いと思います。
あまり「直線」にこだわらずに読んでもいいと思います。

著者プロフィール

1972年大阪府生まれ。14歳からゴルフを始め、高校3年時に日本ジュニア出場。その後アメリカに留学。シトラスカレッジ（カリフォルニア州）では大学選抜として活躍。永住権を得られず、アメリカでのプロ転向を断念し1997年帰国。2003年よりプロコーチ活動開始。これまでに数多くの選手の初優勝、初シード入りに貢献する。ツアーに帯同する傍ら、2009年より本拠地を東京に移しレッスンを展開。プロ、アマ問わず、多くの悩めるゴルファーの駆け込み寺となっている。また新聞、雑誌、書籍のほか、YouTubeなどでも発信を続け、多くの支持を集めている。

「2023年 『ゴルフ 次のラウンドで 確実に100を切る裏技』 で使われていた紹介文から引用しています。」