近鉄バファローズ猛牛伝説の深層: 追憶の球団

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  • ベースボール・マガジン社
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784583107110

作品紹介・あらすじ

64年前、2リーグに分立したプロ野球。時を同じくパ・リーグに新加入した近鉄は「パールス」から「バファローズ」へと勇猛な愛称に変えても長く「リーグのお荷物球団」と言われ続けた。そんなチームが変貌して球団創設30年目で悲願のリーグ初制覇。以後、近鉄バファローズはその名の通り猛々しく数々の劇的なドラマをつくりだした。V1メンバーであり、そして55年の歴史に幕を下ろした最後の監督でもある著者が「奇跡のチーム」の内幕を明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 内容どうこう以前に”梨田さんの応援になるなら”と購入
    10.19の次の年に生まれた私には、近鉄最後の優勝をけん引してくれた梨田監督には感謝の気持ちしかありません。

    しかしながら、やはり当事者の悲痛な思いはファンには計り知れないものがあったようです。
    なぜ自分が監督の時に近鉄がなくなるのか。
    自分や選手だけでなく、裏方のスタッフまでも思いやる気持ちが見て取れ、涙なしには読めませんでした。

    また、本書の主人公が梨田さん本人でないところは彼の人柄が出ていると思いました。
    今でも監督としては西本幸雄氏への恩が厚く、選手としては野村克也氏への憧れが強いようです。
    自身よりも彼らとのエピソードの方が長いです。

    そして「君たちの背番号はみんな近鉄バファローズの永久欠番だ」の名言で知られる選手たちについても語られています。

    最近ではスマートな野球選手が増えた印象ですが、バファローズのような男臭くて泥臭いのにロマンチックな球団が失くなってしまったことは残念でなりません。

  • 近鉄バファローズ最後の指揮官の著書。V1戦士、コンニャク打法、10.19現役最終打席での勝ち越しセンター前適時打、近鉄最後のリーグ優勝監督、島根県浜田高校出身。小生の心の故郷、浜田の潮騒が胸に迫る本。

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