会津藩VS長州藩: なぜ“怨念”が消えないのか (ベスト新書 66)
- ベストセラーズ (2004年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584120668
感想・レビュー・書評
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いまだに某大手広告代理店の支店会議では、
福島支店長と山口・鹿児島支店長の席を隣り合わせにしないそうです。
わだかまりの解消には、もう少し時間が掛かりそうです。 -
表紙はこれと異なり、薄いピンク色
※2011.12.11売却済み -
評価できる点は気軽に読める平易な文章と、モノクロで小さいながらも写真が比較的多く掲載されている点くらいでしょう。新選組についての記述も多いあたりはライトな層の受けを狙ったと思うのですが、その出典が創作の強い子母澤寛の新選組3部作と小説作品の司馬遼太郎の燃えよ剣からというのはいかがなものかと。これは日本史の苦手な人や中学生以下の年齢層向けの本ですね。物足りなさしか感じない本でした。
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戦争に正義も悪もないと思った。どっちみち、1番の犠牲者は、政治と関係ない、日々を生きるのに精一杯な庶民たち
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勝てば官軍?
歴史ではなく、たった3世代前の人に起きたこと。
会津(東北)の方々の苦悩を思うと、本当に頭が下がります。 -
両方の視点から書かれているのが興味深かった。
新選組が活躍したころからしか幕末のことに詳しくなかったので、それまでの歴史を知ることができた。
長州藩VS会津藩の戦いは何度もあって、お互い何度も勝ったり負けたりしてるんですね。
また、薩摩藩の立場も書かれていて興味深かったです。
何故幕府方だった薩摩が長州と手を結んだのか、とか。
もっともっと知りたいです、幕末。 -
戊辰戦争で長州は文字どおり「勝てば“官軍”」であった。ということで、会津側には“怨念”も当然ある。会津若松辺りでは、「山口県出身」ということになると、周囲の人達と良好な関係が築けないなどという話しが真顔で語られる位らしい。が、「何時までもそういうことになるのだろうか?」と著者は考えるようになっており、そういうコンセプトで本書を著わしたようである。
“VS”と題名に入れて、幕末期に会津と長州が争った経過を追っており、他方で長州の人達に関する紹介に紙幅を割いていて、なかなかに面白い。
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借り読み:2007/09 /萩市内の小さな御堂には白虎隊自決の場面を描いた石版画があり、地元の方が供養しているという話。憎しみだけの歴史から未来の展望は描けない。