- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584121719
感想・レビュー・書評
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許せない人をどう思えば許せるのか?
その答えを求めて手に取った本だった。
ラストがどんな内容なのかと気になりつつも本を読んでいる間に、どんどん内容に引き込まれていった。
"早く続きが読みたい" "ページをめくりたい!" そんな衝動に駆られる内容だった。加藤諦三先生の本はこの本が初めてだったけれど、他の本もまた読んでみたいと思わされた。
許せない人を許せないで終わらせず、自分自身の成長の一貫として捉えたもので、深く考えさせられた一冊だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
現代社会におけるストレスの原因の多くが人間関係である。人に対する嫌悪、不信感を抱くことは社会生活を営む上で、一定程度やむをえないものの、そこから生じる悲鳴を聞く機会が多くなったので、本書を手にした。対人精神ストレスをいかに気持ちの持ちようによって解消するべきか、について助言がちりばめられている。序盤は「弱い人」がいかに「ずるい人」から身を守るかという点を強調しており、やや私自身の基本的な考え方(「世の中には絶対的な悪人はいない」)と異なる論調であり、やや共感を得にくい部分が多かった。一方、後半は「自分の考え方次第」といったトーンになり、共感できるフレーズも多かった。とにかく人を憎む前に自分の考えを正せということだと理解した。
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神経症的な人は読んでおくと自己理解が深まり、また無駄なことに時間と労力を費やさずに自分本位の人生を生きるヒントになるでしょう。
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S図書館
同じようなことが繰り返され読みにくかった
下記が参考になった
《抜粋》
89大事なのは許すことではなく憎しみを乗り越え命を全うすることである
127恵まれない環境でも最後まで生きようと決断する、それが人間の偉大さである
毎晩星を見上げる、来る日も夜空の星を見る
許せないという憎しみが消えるまで
132思い知らせてやる、必ず勝ってみせる、最後には必ず勝つとそう心に誓うことである
今必要な事は感情に任せて復讐したり騒いだりすることではない
必ず勝つという確信があれば心の落ち着きが取り戻せる、すべきことは健康等
134許せないと思ったら何か活動始める
日記を書くといい、憎しみをすべて吐き出していく
復讐をテーマにした文学を読む感想文を書く 自分を裏切った人のことを考えるくらいなら、貯金通帳を見て金額が増えるのを楽しみにしてた方がいい
具体的な行動しないと憎しみのエネルギーは内に向いてあなたは消耗してしまう
138バカを相手にしている場合じゃない
142心の中で断ち切れば人は救われる -
人を憎むということは途方も無いエネルギーを消耗する。
憎しみを伴う行動は、憎しみを増すだけである。
自分にとって利益とならないにも関わらず、それをしてしまうのである。
もっと、前向きで自分の利益となることにエネルギーを使うべきであろう。
ずるい人や自己中心的な人は、この世の中にはどこにでもいる。
下記の引用文は、そうした人に直面したときに気を紛らわせるには持ってこいである。
「誰かの恥じすべき行動に腹が立ったときは、すぐに自分にこう問いかけなさい。『恥知らずの人間がこの世にいない事などあり得るか?』そんなことはあり得ない。それならあり得ない事は望むまい。」
by マルクス・アレリウス (ローマ皇帝)
恥知らずの人間は、どこの会社にも、どこの学校にも、どこの地域社会にもいるだろう。
我々は、この世に生まれて来た以上、恥知らずな人間とは関わらないで生きては行けない。
人生を生きる上でトラブルは避けられない。重要なのは、トラブルの無い人生を送ることを目指すのではなく、トラブルが起きたときに心が乱されないようにし、それを乗り越える力をつける事である。
神経症的傾向の「許せない」人は、自分が正しいのに何故他の人は理解してくれないのかというような思考をするという。正直、自分はその傾向が少しばかりある気がする。気をつけなければならない。
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「耐えること、忘れないこと、闘うこと、信じること」、それで対処できない困難などない。
やはり、許せない気持ちを自分で認めたうえで、逆に良い方向に利用するのが良いのだなと。人は変えられない、変えられるのは自分だけを改めて認識した。
しかし、自分がずるい人になってはないだろうか?と心配になる、、 -
よくわかった。
できるはずだ。