下流大学が日本を滅ぼす! (ベスト新書)

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著者 : 三浦展
  • ベストセラーズ (2008年8月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584121924

下流大学が日本を滅ぼす! (ベスト新書)の感想・レビュー・書評

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  • 著者の愚痴が並べられている。調査し裏づけがあり、インタビューをして、証言として得ているものの、これは親の世代の愚痴ではないのか?
    多くの若者たちが、大学に行くようになり、あらゆることが変わってしまったのだろう。学ぶためではなく、目的意識もなく、また、手に職をつけるということもなく、社会に出る前の大いに遊べる時間が大学となってしまった(幼稚園と同じ)。子供が少なくなっているので、選ばなければ誰でも入学できる。
    親たちも、子供の環境と共に変化して、モンスターペアレントになってくる。(大学の)教育が悪い、ということになる。ゆとり教育が原因か?

    本書に出てくる例(証言)は極端な例であるとは思うのだが、親世代の常識からは、ちょっと、かけ離れていると思う。友達つくりに大学に行く。

    大学側の要因には気がつかなかった。(講義では)タレント教授、人気スポットに集まる、ゲーマー世代の子供たちには、ゲームのような展開が必要であるようだ。

    著者の提言で良いと思うところ。
    ・職業大学を作る。
    ・オンライン大学(格差が縮小、時間に縛られない、教授、大学を減らせる)履修ではなく習得を重視。

  • 大学について知りたくて読書。

    本書を読むとしまむらへクレームつけてスタッフに土下座させた写真を公開して逮捕された女性クレーマーや大手FC店のアルバイトたちが不衛生で不適切な写真を公開して問題なったなどのニュースを思い出す。

    本書の趣旨はともかく、日本の教育問題の根幹は大学であることは同感。職業として教育に携わったことがある多くの人の共通認識だと思う。教育は上が変わらないと下は変化しない。

    大学側の都合で作られたようなAO入試は不要だし、推薦入試自体さえも不要だと思う。さらに私立の付属校からの大学への進学ももっと厳しくするべき。同じ私立大学卒業であっても学力、経験格差が広がっている。

    本書で取り上げる統計の根拠はともかくとして、大学貧乏は非常に問題だ。大学のランクに比例して親の所得が上がることやシングルマザー家庭だと大学進学は現実的に難しいことも知ることができる。

    オンライン大学の拡充や早く社会へ出すは賛成。一流大学と呼ばれる大学ほどオンライン化を進めると効果がありそうだ。

    学歴による弊害は日本では以前と比べると小さくなってきてきており、大卒だろうと専門卒だろうと高卒だろうとそれほど影響はなくなりつつあるかもしれない。しかし、海外で就労ビザ取得条件に学歴を設ける国もあり、就業機会を狭める現実もある。たとえば、シンガポール、香港は、ほぼ大卒以外では就労ビザは許可されない。中国も原則大卒以外は就労ビザは許可されず、近年は原則に基づくように強化されている。

    この学歴の大卒規定の興味深い点は、東大、早稲田卒でも地方の3流大学卒でも同じ扱いという点。将来を機会を失わないためにも、どんな大学でもいいので、資格として大卒資格は持っておいた方がいいとも言える。こうなるともはや身分証明書代わりの運転免許証に近いのかもしれない。

    読書時間:約1時間35分

  • 下流社会の著者だったんで期待していたんだが…
    前著にもましてのご都合主義なデータの引用とデモと不明のインタビューで埋め尽くされていて、あとは飲み屋で効いているようなひどい批判のオンパレード。こんな内容でもお金をもらえるのが羨ましい。
    ちゃんと調べれば、良い題材だと思うだけに残念。

  •  正直読み終えるのがしんどかった。最後に処方箋があるというから読んでみたんだけど……まぁ察してくだされ。
     語り下ろしで書かれているせいか、非常に言いっぱなしの本である。簡単に言うと「いまどきの若者は」といいたい大人たちが「ああそうだよね!」と笑顔になる本。

     でも、この著者が言うところの「下流の人が(バカなのに)いっぱしに上流になろうとして大学に入ろうとするから、大学はバカばかりになる」というのは、非常につらい。
     うーん。正確に言うならば「教養のある大学卒」である著者が、こういう、人の心を傷つけるような本しか書けないならば、大学は不要かもしれない、と思ってしまう。
     教養ってものを知っているだけではないと思うんだけど……。

     それから、今の子供に対しては対策は打てているけれど、いわゆる「ゆとり世代」に対してはまるっきり放置だよね。
     日本の未来を憂えるならば、ここの教育、育てなおしについても、きちんと考えていかなければならないことなのではないのかしら。

     この本で、匿名で意見を言ってる先生方も、きちんと名を名乗って建設的に進めましょうよ。教養のある大人なのだから。居酒屋で愚痴ってるみたいな噂話を主な意見だと思いたくはありません。

     いまどきの大人たちが、若者たちに、どれだけ厳しい目を向けているのか、がよくわかる本でした。疲れた。

  • なかなか実態を調査していると思う。学生の例でも、こういう学生さんはたしかにいるなぁというものばかりだった。こんなのはいないよという例はなかった。
    今の日本では大学全入という異常な事態になっていて、社会がおかしくなっている。これを解決するには、大学全入でないようにするのが一つの解決方法であることは間違いないだろう。できれば、そのような対策が取られることを望む。
    著者の文章スタイルなのだろうが、馴染めない文体の文章であった。それが残念である。

  • 現役受験生として、筆者の上から目線な物言いにちょっと苛ついたり…
    でも一番苛つくのは、ひどい学生の例を見て、私はまだマシだと安心する自分自身に対してかな。

  • 大学全入時代の弊害。

    我が家にも受験生がいるので、考えさせられる…(汗)

    12/06/10-63

  • 納得する部分いっぱい。普段大学生とかかわる仕事をしているだけに、「たしかに!」と思うところはたくさんあった。著者の極論やきめつけも多いけど、嫌いではない。

  • 上からの物言いに多少反発も覚えますが、論自体は非常に合理的。それにしてもダメ学生には本当に耳が痛い。

  • 内田樹の「下流志向」を恐ろしく簡単に、乱暴にした様な印象。

    「これだからゆとりは」と言われるゆとり世代。
    「好きでゆとりになったんじゃない」
    「ゆとり教育を作ったのが悪い」
    そう反論するゆとり世代。そして彼らを溺愛する親たち。

    責任転嫁、言い逃れが得意で怒られる事、恥じる事を知らない。
    その為コミュニケーション能力に欠け、打たれ弱い。
    よく見るフレーズばかりだけど、本当にそうだと思う。

    他人の家庭の所得状況や大学の費用、奨学金の使い道など知れたのはおもしろい。
    どの事例の学生も周りに沢山いる。自分もそうかもしれない。

    対策の事例があまりにもポジティブだけど
    このくらい思い切ったこと言ってみなきゃいけないんだろうな。

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