47番の投球論 (ベスト新書 221)

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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584122211

感想・レビュー・書評

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  • 投球術自体は「そうだろうなぁ」という内容で、よくわかるけどあまり新鮮味や新発見につながるものではなかった。ただし、メンタルや体調管理などの面では「これがプロか!」というものが多くある。将来の監督候補だと思うが、この考え方に選手とコーチがついて来られるのか、多少心配になる。

  • 内容はとても興味深いです。プロとは「自覚を持つこと」ということばには納得させられました。
    ただ、文章がよくも悪くもサッパリし過ぎかも…

  • 工藤がまだ現役時代に書いた一冊。

    工藤に興味ある人はもちろん、そうでない野球ファンにとっても彼の投球術や人生訓について知りたければ読む価値のある本。

  • フェイスブックで交流いただいている方がブログで紹介されていました。そのコメントを拝見して早速購入で読了。小学5年の息子がキャッチャーで頑張っているので、ちょっと読みづらいけど何度も読み返してほしいと思います。そして私自身のモチベーション見直しにも大変刺激を受けました。

  • 表現がサバサバしている、端的というべきか。本人の性格の表れか?文章として読むには説明が欲しい部分が多々ある。

  • 1963年生まれの45歳。現在、弱小チームで奮闘する現役最年長の工藤投手が語る投手哲学。本書タイトルが意味するのは、背番号と同じ47歳まで現役を続けることなのだろうか。

    この本で工藤投手が述べている「プロ」としての大事なことは2つ。

    まずは「考える」こと。トレーニングも食事も試合での心構えも、安易に他人に聴かず、まず自分でやってみること。そこで失敗してもその経験は必ず次に生きる。そうやって工藤投手は現役生活を送ってきた。

    そして「限界を作らない」こと。多くのタイトル奪取、優勝を経験しながらも、未だ貪欲に現役を続けるのは、自分がまだ成長できることを信じているから。横浜ベイスターズでも優勝請負人としてのプライドを持ち続けている。

    この手のアスリート本を読んで思うのが、現役を長く続けるには体力よりも考えたり、信じたりする脳の力が重要らしい。いくらスポーツ万能でも頭が良くないと一流にはなれない。勉強はダメだが、スポーツは抜群。そんな「スポーツバカ」という言葉は死語になっている。ちょっと寂しい気もする。

  • 例えば「なぜシャドウピッチングで濡れたタオルを使うのか」、理由や理論を考え理解した上で、自分の体と相談しながらメンタルとフィジカルを最高へと引っ張り上げる。アスリートにとっての考える事の重要性を説く。食事論で展開されている大根1本すりおろした“大根豚しゃぶ”はそのうち真似てみます。46歳現役の工藤本が書店に各種積み上げられていたのも印象的だった。

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著者プロフィール

1963年愛知県生まれ。1982年名古屋電気高校(現・愛知名電高校)を卒業後、西武ライオンズに入団。以降、福岡ダイエーホークス、読売ジャイアンツ、横浜ベイスターズなどに在籍し、現役中に14度のリーグ優勝、11度の日本一に輝き優勝請負人と呼ばれる。実働29年プロ野球選手としてマウンドに立ち続け、2011年正式に引退を表明。

最優秀選手(MVP)2回、最優秀防御率4回、最高勝率4回など数多くのタイトルに輝き、通算224勝を挙げる。正力松太郎賞を歴代最多に並ぶ5回、2016年には野球殿堂入りを果たす。

2015年から福岡ソフトバンクホークスの監督に就任。2021年退任までの7年間に5度の日本シリーズを制覇。

2020年監督在任中ながら筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学専攻を修了。体育学修士取得。2022年4月より同大学院博士課程に進学、スポーツ医学博士取得に向け研究や検診活動を行っていく。

「2023年 『プロフェッショナル投手育成メソッド 一流投手へ導く“投球メカニズムとトレーニング”』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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