決算書でよむ企業と業界力 (ベスト新書) (ベスト新書 270)
- ベストセラーズ (2010年3月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584122709
感想・レビュー・書評
-
この人の会計本は必ず買ってしまいます。
それくらいのスゴ本(たち)。
財務3表一体理解法で財務3表を理解して、
財務3表一体分析法で具体的な会社の財務諸表分析のさわりを学ぶ。
その次の段階として、大まかな各業界の財務諸表が
どんな形になっているのか?どれくらいの大きさ(規模)なのか?を
理解するための本です。
各業界の姿を俯瞰して理解できるのがグッドです。
また、自分の業界について詳しい人でも
なかなか他の業界までは頭が回らないもの。
簡単にまとまっているので、最初の取っ掛かりとして
なかなかよいと思います。
ただ、「この業界(会社)の財務諸表はこんな特徴があります」の
説明・理由・背景がもう少し詳しく記載されていると
より勉強になったと思います。
(新書の形を取っているので、ある程度切り捨てたんでしょうが。)
本書の発展版がソフトカバーとかで出ないかなぁ。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
各業界の財務諸表を図化されていたことでイメージしやすい
-
B/S、P/Lの規模感が一目瞭然の一冊。
・図表でなら理解度があがる人に
・決算書解読に目覚め始めた人に
・業界地図やグラフ好きな人に
▼本質は?
全ての企業は【お金を集める】→【投資する】→【利益をあげる】という3つの活動を行っています。(國貞克則)
▼芝蘭友からひとこと
決算書の何が楽しいんだ?と思っていましたが、
しかるべき読み方をある程度マスターすると、
つまらない本よりよほど決算書は楽しいと気づいた昨今。
財務分析とは財務諸表から次の5つのことを読み取ることにほかなりません。
?どのようにお金を集めてきているか
?それを何に投資しているか
?その投資した資産をいかに効率よく活用し売上高を作っているか
?その売上高をどのように利益に変えているか
?以上の事業全体のプロセスの中で現金がどのように動いているのか
業界トップ企業の経常利益率が悪かったり、
業界3位に位置している企業の当期純利益率がめちゃくちゃ
よかったりするのを見ると非常に面白いです。
P/L、B/Sの図解で「規模感を知る」というのはとても新鮮! -
様々な業界の財務諸表を図式化して理解できる本です。就職活動をする上でも、上位企業を目指す人はぜひ読んでみてもらいたい。各社の財務上の特徴がとてもよく分かります。今となってはデータが若干古くなってきしまった(2年前)のが少し残念。「財務3表一体理解法」を読んだ上でこの本を読んだら理解が深まると思います。
-
『財務3表一体理解法』の応用編らしいということで、理解を深めるために買ってみた。
本当にざっくりとした分析が業界ごとに延々と続くので、途中で飽きてきた。分析の第一ステップとしては、使える表現方法だと思います。 -
PS、BLから各業界の特徴や経営を読みとくために購入。
読んでみて、「なるほど、そうなんだ~」って感じでした。
しかし、この本を薦めるかは、読み手側がどの程度理解したいかによるものだと感じました。
そういう意味で、読んでみて「なるほど」という位であれば、いいですが、本当にPS、BLから読むようになりたいのであれば、自分でやるしかないですね。
とはいえ、最初の入り口としては、いいと思います。 -
『財務3表一体分析法』を途中までしか読めていなかったが、
とりあえず就活のために流し読み。
1章は非常にわかりやすかったし、全体として見ても、上記著作
と同様に、概括的理解には非常に有用かと思う。
また、2010年3月初版ということで、(リーマン前後の比較や、
M&A関係などのキャッチアップが)比較的タイムリーだったこと
が、図書館ユーザーとしては嬉しかった。
週末に流し読んだので、再読もありうる。