読書で賢く生きる。 (ベスト新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584124710

作品紹介・あらすじ

ビジネス書を読んでも年収は上がらない!!阿佐ヶ谷ロフトAの過激人気イベント「ビジネス書ぶった斬りナイト」の3人組が"読書を武器に"生き残る知恵を伝授!

感想・レビュー・書評

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  • いわゆるビジネス書に関しての論評。本というよのはそもそも商品であるから、売上は当然必須の条件となる。また本の売り上げだけでなく、自分のことを知ってもらうツールと考えて出版する人もいるのは当然だ。要するにコンテクストを意識しろということ。

  • ビジネスの自己啓発本はカルトと同じ
    熱烈にファンで成り立つ

  • 松下幸之助 商売心得帖 経営心得帖
    加藤昌治 考具
    吉田豪 聞き出す力
    呉智英 愚民文明の暴走
    中島義道 うるさい日本の私、生きることも死ぬこともイヤな人のための本
    バルタザール・グラシアン 賢者の教え
    ジョエルパーカー パラダイムの魔力
    勝間和代 効率が10倍アップする新知的生産術
    ナポレオン・ヒル 思考は現実化する
    カーネギー 人を動かす
    小倉昌男 経営学
    ピーター・ドラッカー プロフェッショナルの条件
    エリヤフ・ゴールドラット ザ・ゴール ザ・ゴール2
    バーバラ・ミント 考える技術 書く技術
    バーバラ・エーレンライク ボジティブ病の国アメリカ
    内田樹 疲れすぎて眠れぬよる夜のために
    高橋昌一郎 理性の限界 知性の限界
    中川淳一郎 凡人のための仕事プレイ事始め
    ブラック・スワン上巻 日露戦争 資金調達の戦い
    すべての仕事を紙一枚にまとめてしまう整理術
    間抜けの構造 媚びない人生
    ソーシャルもうええねん
    MEDIA MAKERS
    牧野智和 自己啓発の時代
    7つの習慣 思考は現実化する 人を動かす
    ジェームズ・アレン 原因と結果の法則
    ノーマンビンセントビール 積極的考え方の力
    小泉信三 読書論 すぐ役立つ本はすぐ役立たなくなう
    藤田田 勝てば官軍
    本田宗一郎 得手に帆あげて
    稲盛和夫 パープルサンガのチケット
    盛田昭夫 21世紀へ、盛田昭夫語録
    鈴木敏文 変わる力 セブンイレブン的思考 品のいいワタミ
    山本一郎 ニッポン経営者列伝 嗚呼、香ばしき人々
    アドラー心理学 シンプルな幸福論 90年代新書
    ライトノベル 城平京 虚構推理 鋼人七瀬
    「ベストな選択肢が見当たらない問題」はそこらじゅうにある

    本を読むのになれてしまっていると、ときに読み手は、書き手の善意を無条件で信じてしまう点がある

    「知っていること」「したいこと」「できること」との各々の落差というのは、日々私の至らないダメな部分を教えてくれる重要な部分を教えてくれる重要な概念

    篠原尚行 ビジネス書を呼んでもデキる人にはなれない

    岡崎久彦 戦略的思考とは何か
    ジャレットダイアモンド 銃、病原菌、鉄
    谷口智彦 明日を拓く現代史
    佐々木毅 学ぶということはどういうことか

    雑誌 おとなの週末 覆面調査3ヶ月

    麻布の教え

    三木谷浩史 ファーストペンギン

    増田俊也 VTJ前夜の中井祐樹
    須田桃子 捏造の科学者
    THE JORDAN RULES

  • 最近のくだらないビジネス本は読んでも意味ないよって話。

    私もビジネス本を300冊程度読んでみて、読み継がれる定番の名著がいかに鋭く、最近の本がいかに適当かがわかったので完全に同意。

    当然、新しくて良い本もありますが、宣伝やキャッチコピーが上手くてくだらない本に騙される率が高いんだよな~。

    著者は、そういう売り方が上手い本ではなくて、キチンと練られた本を買ったほうがいいよって言ってます。
    お金が勿体ないから、騙されないでねと。

    そういう意味では、この人たちは相当読んでて、もしドラみたいな、う~ん?って本も一応読んでる。

    そういう下地があるので、ここで出てくる推薦図書は私の評価ともかなりマッチしてて信頼できそうだし、読んでない本も結構あるので、今後の参考にしようと思います。

    結局、
    ・自慢や成功のためとかじゃなく、読みたい本を読め。
    ・過去の名著を読め。
    ・宣伝に騙されるな。
    ・畑違いの成功者の本は、参考にしかならない。
    ・自己啓発本はほぼ役に立たない。目の前の仕事を頑張れ
    ・所詮読書なんて娯楽だぜ。
    とまあこんな感じ。

    この人たちは、本が好きで、いい本に刺激を受けた分、
    金儲けのためのクソみたいな本が許せないんでしょう。
    私も全く同じですが、図書館派なので金というより時間を返せと言いたくなるわけですが…。

    とはいえ、そういうタイトルだけのクソ本とかを肴に「あの本くだらないよね~」と語るのも読書の楽しみなわけで、この人たちはそれを含めて楽しんでるんだと思います。

    沢山の本を読んだ人ならほぼ同意できる内容だと思います。

    ビジネス本好きは是非。
    意外とオススメです。

  • 3人の共著者による本選びや本のトレンドに関する鼎談と、それぞれの読書に対するスタンスやオススメ本から成り立っている新書。なかなかボリュームもあって面白いです。
    3人のtwitterやブログ、著書を拝見していたので読みやすかったです。歯に衣着せぬ物言いが笑いも誘います。

    中川さんの部分…ネットのポジティブな面を著す人がいれば、ネガティブな面を著す人がいる。中川さんは後者である、と。ある物事に対するスタンスに通じるものがありますね。

    漆原さんの部分…『ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない』の続き的なことが書いてある印象。もっと気楽に本を読もうよ、ということに共感しました。

    山本さんの部分…読書とは自分の知の体系を構築していくもの。類書を数冊読んで比較することによってはじめて自身の血肉になるのでは、という主張。その通りだと思います。

    鼎談…コンテクストを排除して読む方法を身につけるのはすごく大事なことだと思いました。そうじゃないと自分の中におちてくる内容が本の主張と食い違ってきてしまうことがあるから。でも、難しいですね。ここでも同じ分野の類書読みが重要なのかな。

    もうひとつ、東大生の中にはフリックで論文を書く人もいるというトピックがありました。
    自分も読書の感想とか、キーボードで書くときとフリックで書くときがあって、フリックで書くときの方がより浅いこと書いてるかもしれない。笑
    でも、読んでるときに傍らにパソコン置くのも面倒だし、気づいたことをすぐ書き留めておけるという意味では、フリック入力も便利だと思います。でもやっぱり、一定以上の文字を打つときにあまり良いとは思わないかも…

  • 「この本は誰に買われるのだろうか?」「読書好きでもなければこの本は買われないだろう。」まさしくその通りである(笑)

    本書では、読書をするということに加え、その本に対する書評を3人の対談形式で扱っている。また、ところどころ笑いを誘うカケラが散りばめられており、ページ数ほど負荷のないものとなっている。

    本書で取り上げられている著者であれ、著書であれ、ネットないし書店・図書館に通い、本を買ったり借りたりする人にとっては、なじみの多いものがその大半であることだろう。他ならぬ私自身も、恥ずかしながらその著者の本を手に取り、自分の書棚にストックしている一人でもある。

    読書をする意味や意義はもちろん人それぞれなのだが、自己啓発本に限って言えば、そればかりにはまり躍起になるのではなく、読書の一ジャンルとして捉え、本書でも言うように「気づいても最後まで付き合う」、そんな形で接していくのが良いのではなかろうか。

    それにしても、本のタイトルが『読書で賢く生きる。』となっているが、本書にある『部屋と私と家族と家康と読書』の方が書の雰囲気を醸し出していると感じるのは、おそらく私だけではないはずである。

  • 共に40代前半のネット界隈では有名な3名の著者が面白おかしく読書をぶった切っています。
    特にサブタイトルにもあるように、ビジネススキルに関連するいわゆるビジネス本については、売る側の論理が優先されている状況について一刀両断な雰囲気です。
    ある程度はハズレなり遠回りをしてしまうことは仕方のないことかもしれませんが、こういう本を参考にしてハズレなり遠回りなりを少しでも回避できればと思いました。
    列車内で読了。
    付箋は23枚付きました。

  • 中川淳一郎さんと山本一郎さんの文章のファンなので購入しました。
    書店に行くと溢れかえるビジネス書、自己啓発書を選ぶうえで参考になる一冊でした。おすすめの良書が多数紹介されているので、ブックガイドになります。

  • 本屋で面白そうだなと思って買った本。まるでTVで座談会見てるみたいな感じ。結構言いたいこと言ってる感じで、笑えた。やっぱり古典を読め、ということ。あと、今、ネット社会で本読む人が少なくなっているから、逆に本を読むと希少価値のある情報を得られるということみたい。参考文献として上がった本は、ちょっと読んでみようかなと思う。

  • 自己啓発本の信者になっていたかも、、と気付かされた。読むべきビジネス書はそう多くない。

  • くろつまらん

    他者の悪口ばかりで、胸糞わるい

    読むんじゃなかったです(//∇//)

  • これから読みます...

    23年7月現在で巷を騒がせている「マイナンバーカード問題」について、文春オンラインで記事を寄せられた山本一郎さんに興味を持って本書を手にとる。そのネット記事で山本氏は、個人のブログかよとツッコみたくなるほど軽い語り口だが、納得感のある文章を書かれていて、もう少しこの人の書いたものを読んでみたいと思った。

  • 自己啓発書は『7つの習慣』『思考は現実化する』『人を動かす』の三冊だけでいい。
    さらに視野を広げたいなら、『原因と結果の法則』『積極的考え方の力』を読むといい。

  • 再読。
    書名の通り「賢い読者になるための読書」とは何かを確認するための導。定期的に読み返したい。

  • ●『7つの習慣』、『思考は現実化する』、『人を動かす』の3冊を押さえてしまえば、他の自己啓発系ビジネス書は読まなくても良い。

  • 自己啓発

  • 良書です、特に中川氏の文章作法は椎名誠氏から学んだようなのですが、読んでいてとても心地よく、第一章だけでも必読です。

    3人の鼎談の方は、和気藹々と進みますが、随所で紹介される多くの本は読んでみたくなること必至です。

    特に面白かった下りは、社長が書いた本で、ブラック企業の横綱・ワタミの元社長渡邉美樹「きみはなぜ働くか」を紹介し、「おめえに働かされているんだよ」という当然のツッコミが秀逸ですが(P281)、現在なら、大塚家具の久美子社長が例えば「儲かる会社経営のノウハウ」、カルロス・ゴーンが「無欲の経営哲学」などというタイトルの本を出版すれば話題沸騰間違いなしでしょう。

    まあ、本書を要約すれば、自己啓発系のビジネス書は基本書の換骨奪胎がほとんどで、「7つの習慣」「思考は現実化する」「人を動かす」の3冊を読んでおけばOK(漆原氏)ということらしいです。(P147)

    とはいえ、今年の10月に宝島社から出た「効くビジネス書徹底ガイド」というムック本で紹介されている本は魅力的な力作(と思える)が勢ぞろいしており、読む気にさせてくれますよ。

  • <blockquote>2012年 阿佐ヶ谷ロフトAで開催されたトークイベント
    「ビジネス書ぶった斬りナイト」のプレイバックと
    この本に向けてされた鼎談。それから3人がそれぞれソロで
    読書について語る部分によって構成されています。</blockquote>

    それなりに見識のある人(著者)がそれなりに見識のある人の編集を経て、まとまって読める本・書物というのはいまでも知識を得たり、見識を深めるのに最も効率的な方法だと思うんですよ。

    そりゃ、読書などしなくても実務によってそれらを身につけられることもあるでしょう。ネットにあがっているコンテンツによって得られることもあるでしょう。

    しかしながら、前者は時間を含め諸々効率が悪すぎますし、後者は玉石混交すぎます。

    よって"賢く生きる"にはいまだに読書が有用であるというのは疑いようがないのです。


    <blockquote>
    最も重視したいのは、読書を"特別な営み"に据えてしまわないこと。飲食、睡眠、排便、読書......これくらい日常的な営みとして、生活に一部に組み込んでいく姿勢が、とても大切だと考えています。(P.124)
    </blockquote>
    漆原 直行が書いているこの一言に尽きるかなと、


    読書というのが"特別な営み"である人がビジネス書を読むとウッカリ頭から信じこんだり、鵜呑みにしてしまいがちです。

    その手の本は割りと直ぐ実用出来そうな内容が如何にもな書き方で書いてあるから。


    それがビジネス書だろうと自己啓発書だろうとBL本だろうと、日常的な営みでバランスよく読んでいれば、適度な距離感を保てると思います。

  • 痛快!数々のベストセラーとなっているビジネス書を、バカだの、ウ○コだのと罵っているのは見てて爽快です。

    多くのビジネス書を読んできた人は「うんうん」となりますし、そうでない人は、「なるほど、気をつけないと」となると思います。

  • よかった。
    そうは言っても、サクサク読めちゃうから、自己啓発本ってちょこちょこ読んじゃうんだけどな。今後は、古典を手元に置いてたまに読むってスタイルに移行したいとは思った。

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著者プロフィール

編集者、PRプランナー、ライター
1973年生まれ。東京都立川市出身。大学卒業後、博報堂CC局で企業のPR業務を担当。2001年に退社し、しばらく無職となったあとフリーライターとなり、その後『テレビブロス』のフリー編集者に。企業のPR活動、ライター、雑誌編集などを経て『NEWSポストセブン』など様々なネットニュースサイトの編集者となる。主な著書に、当時主流だったネット礼賛主義を真っ向から否定しベストセラーとなった『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『ネットのバカ』(新潮新書)、『夢、死ね!』『内定童貞』(星海社新書)など。無遠慮だが本質を突いた鋭い物言いに定評がある。

「2020年 『意識の低い自炊のすすめ 巣ごもり時代の命と家計を守るために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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