なぜウソをついちゃいけないの?: ゴットフリートおじさんの倫理教室
- ベストセラーズ (2006年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584189276
感想・レビュー・書評
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【内容】
ゴットフリートおじさんが、甥や姪を相手に、倫理について話し合う。
・なぜ、うそをついてはだめなのか?どんな時でもウソをついてはだめなのか?
・規則ってなんであるの?規則は守らなくちゃいけないの?
・世の中の不公平をただすために、個人ではどこまでやるべきなのか?
過去の哲学者たちの言葉を引用しながら、子供たちと議論していく。
【得たもの?やってみること】
・自分がされたくないことは他人にはしない。
・黄金の中庸
→なんでも極端なものはだめで、中間がいい。
・あたりまえじゃんと思っていることも鵜呑みにしないで、なぜなのかを考える。
【感想】
倫理について、深く考えたことはなく、なんとなくで済ませていたが、実際には、深く追求していくと、難しい問題なんだとわかる。
ただ、自分が生活していくうえでは、今の判断基準でそれほど問題にはならないと感じた。
今後、子供が大きくなって、なぜなぜと聞かれた場合には、いいかもしれない。
黄金の中庸はデカルトも方法的序説のなかで同じようなことをいっていた気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
軽いノリの倫理学の本は著書が初。
道徳の話なので引用元がほとんど哲学。
小難しいことなしにしたつくりがおもしろい。 -
これはおもしろい。
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フェルナンディ少年と、哲学に詳しいゴットフリートおじさんとの対話文で進む、子どもの為の倫理の本。
いろいろな疑問に対して、考える足掛かりです。
おじさんの言うことは、もっともだと思えることもあるし、納得できないこともあります。
結局、答のある問いではないし、自分で考えて答の出ないことに悶々とするしかないのですねー。
格言などが沢山引用されていて参考になります。