神隠し: 秋山久蔵御用控 (ベスト時代文庫 12)

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  • ベストセラーズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584365120

感想・レビュー・書評

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  •  時代物はぼくの好きなジャンルのひとつで、山本周五郎、藤沢周平、池波正太郎あたりから最近では佐藤雅美とか宇江佐真理とか、よく読んでいる。この分野は需要が多いとみえて、まだまだ知らない作家が膨大な数の作品を書いている。で、新規開拓ということで、たまに初めての作家のものを読んでみたりするが、それがなかなかだ。山本一力は4,5冊で飽きちゃったし、風野真知雄も少しご無沙汰している。
     と前置きが長い。で、なんでこれを選んだのかといわれても深い理由はない。気まぐれか。そんな軽い気持ちで掘り出し物を引き当てるほど世の中甘くないよな。まあ、軽い。パーっと読んでポイと捨ててしまう。後に何も残らない。そういう需要もあるんだろうな。列車や飛行機に乗る前に、売店で買って、読み終わらなくても着いたらポイ。書物は端坐して読むものという決まりがあるわけではないから、それが悪いわけではない。要は適材適所なわけだから。
     ずいぶんけなしたけど、秋山久蔵、悪くないよ。勧善懲悪、世の中の形式的な決まりなど無視してバッタバッタと悪人をやっつける。痛快だ。でもそれだけ。619円の価値があるかというと考えてしまう。つくりも杜撰だ。第三話の女の子の名前が美代になったり美奈になったりする。作者も作者だし編集者も編集者。読み直してるの、やる気あんの、という感じ。一事が万事お手軽なんだよな。まあ買って文句言う方が間違ってるんだろう。

  • L 秋山久蔵御用控1

    この前に読んでいたのが藤原の橋廻りだったためハードな内容にブルーになる。
    悪は悪として容赦ない仕置きをする南町与力の秋山久蔵。
    しかし後始末を手下にやらせるのはどうだろう。斬りっぱなし?悪とはいえ死体処理には手下といえども滅入りそう。
    久蔵の「〜だぜ」「〜かい」の語尾がやたらと出てきて耳触り。

  • 第一弾
    短編五話、最初から同じパターンだったは、知らなかった。
    このような方が飽きは来ないかも

  • 良い男ですね、好みです。
    世界がこんなに広く大きくなる前でしか有効ではないだろうけど、彼のような人は見ていて気持ちが良い。

    「八丁堀の七人」の原作(後で調べたら違うらしい)と聞いて、村上弘明は切れ味だけではない重みがついていて当り役だなあと思った記憶が。
    原作ではないらしいけれど、原作者が監督をしているらしい。道理で道理で。

  • 3/11

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著者プロフィール

1946年、北海道旭川生まれ。テレビドラマ「特捜最前線」「水戸黄門」などの脚本家、監督を経て、2002年に作家デビュー。以降、多くの時代小説を手がける。「新・秋山久蔵御用控」「新・知らぬが半兵衛手控帖」「日暮左近事件帖」「江戸の御庭番」などのシリーズがある。

「2022年 『野暮天 大江戸閻魔帳(七)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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