宿命の日韓二千年史 交流と攻防のドラマ

著者 : 康熙奉

• 勉誠出版 (2015年10月15日発売)

作品紹介・あらすじ

戦争もあった、蜜月もあった-。古代から現代まで、二千年の日韓の歴史をわかりやすく、かつ劇的なトピックを取り上げてまとめた。これまでにない、読み物としての日韓通史。時代の流れがわかる、歴史スペクタクル!

感想・レビュー・書評

[百子さんの感想 · 2021年8月26日]

とても素晴らしい。
日韓の歴史についてフラットな視点で(どちらかと言えば日本に気を遣って)書かれている。内容も無駄がなく、とてもわかりやすい。

歴史で習う　蘇我氏と仏教伝来とか、白村江の戦いとか、朝鮮出兵とか、朝鮮通信使とか、日韓併合とか、読んで全てが繋がった。今まで日本史の一部としてしか聞いてなかったから理解が深まったし、純粋に面白かった。また、コリアンの人たちは戦後も独裁に苦しめられていたり、本当に大変だったんだなぁと思った。知れてよかった。

在日コリアンの作者の、日本と韓国に対する想いが伝わる名著。

みんな読めばいいよ！

著者プロフィール

1954年東京生まれ。在日韓国人二世。韓国の歴史・文化・韓流や日韓関係を描いた著作が多い。特に、2004年4月に創刊された『愛してるっ!!韓国ドラマ』誌の編集長を10年間務め、韓国の俳優たちの記者会見に数多く出席し、スターの動向を報じてきた。主な著書に『韓流スターと兵役』『人生の大切なことは韓流ドラマが教えてくれた』『宿命の日韓二千年史』『韓国ドラマ&K‐POPがもっと楽しくなる！かんたん韓国語読本』『新版　知れば知るほど面白い　朝鮮王朝の歴史と人物』『韓国ドラマ！　愛と知性の10大男優』など。

「2022年 『韓国ドラマ！　推しが見つかる究極100本』 で使われていた紹介文から引用しています。」