日米戦争を起こしたのは誰か ルーズベルトの罪状・フーバー大統領回顧録を論ず

制作 : 加瀬 英明 
  • 勉誠出版
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784585230366

作品紹介・あらすじ

アメリカの封印50年今、事実が鮮明に!!2011年刊行の元アメリカ大統領フーバーの衝撃の大著。

感想・レビュー・書評

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  • とても面白い内容で、とても勉強になった。日本の主権と日本人の誇りを取り戻す為にこの本にある正しい歴史認識を持ちたいと思う。
    太平洋戦争は自衛の為の戦争であり、東京裁判や戦後のGHQ占領政策がいかに今の日本に暗い影を落としているか良くわかった。
    フランクリン・ルーズベルト大統領やチャーチル首相の戦略が、現在までに多くの禍根を残したいることも改めてよくわかった。
    第31代アメリカ合衆国フーバー大統領やウェイデマイヤー将軍に回想を抜粋されており、多くの方に是非読んで欲しい。

  • 大東亜戦争と第二次世界大戦がなぜ起こったのか?
    何故、日本は米国と戦争を始めたのか?
    誰が戦争をしたかったのか?
    日本の歴史だけを見ていてもわからない1930年代から40年代の米国や欧州の各国の立場や思惑、当時の世情、政治の中枢にいた人物の行動や言動…
    そんな生々しい世界情勢を第31代米国大統領ハーバートフーバーが書き記した回顧録。
    この一冊を読むと先の大戦って一体何だったんだろうか?って思っちゃいます。それに米国の一部の政治家に腹が立つし、共産主義者の恐ろしさを感じました。
    戦後70年以上が経ち、世界がまた新しい局面へと変化し始めて来ていると感じることが増え始めた昨今、歴史をしっかり学んでおいて、同じ轍を踏まない様にしたいと感じ入りました。近年米国で公開されたヴェノナ文書とか、大戦当時の公文書を元に歴史は改めて検証され、これまでと違った真実が分かってきた。日本政府もこう言った事実をしっかりと分析した上で日本国内にも国外にも明確に発信して欲しいと思う。

  • F.ルーズベルトの日本に対する悪意、悪行、失策が、「これでもか、これでもか」と書かれている。
    しかも、当時、敵国の元大統領の書からの引用!フェアとは、こういう事だと思う。

    mad man ルーズベルトには憎しみしか湧かない!

  • 253

  • いわゆる東京裁判史観では、太平洋戦争を起こしたのは日本であり、裁判で裁かれるのは当然と考える。

    ただ、直接の戦闘以外でも、準戦争状態といえるものがある。それが、ルーズベルトによる、対日経済封鎖、石油禁輸、鉄屑禁輸、在米日本資産の凍結だ。
    その上ルーズベルトは、近衛の和平提案を拒否し、その後の甲乙案も拒否、ハル・ノートによる最後通牒を行なった。これはもう既に、宣戦布告無き戦争状態なのだ。

    日本を敵視し、ソ連と連携した結果、米は戦勝国とはなったが、戦後、共産勢力の拡大を許し、東欧はソ連の支配下に置かれ、中国はソ連の支持を受けた毛沢東が統一し、自らはソ連との長い冷戦を戦う事となる。

    一方、英もほぼ全ての植民地を失って大英帝国は崩壊し、世界の二等国に転落する。

    ルーズベルトもチャーチルも、ナチズムと日本人という眼先の好悪で戦う相手を見誤り、共産主義が国家として真に危険である事に気付いていなかったのであろう。
    一国のリーダーとしては、何と愚かな事であろうか。

  • 戦争は無い方がいい。
    ただ、国際法として禁止されているものではないのが実際。
    ということは、仕掛ける国がある限り、誰も止めることが出来ないのが実際。
    それが現実。
    ただ、過去の戦争全てが勝者の理論で成り立つのはそろそろ止めるべきだと思う。
    ましてや、その中に嘘があれば歴史としてきちんと正すべき。
    人類は反省して生き長らえる生物。自虐史観など何の糧にもならない。
    フーバーも未来に、そう託したかったのかな、と。

  • 自虐史観や東京裁判史観を持つ日本人が多いが、
    ぜひ、そのような人たちにこの本を読んでほしい。

    フーバー大統領は、
    フランクリン・ルーズベルトの前の
    アメリカ大統領である。

    フランクリン・ルーズベルトの陰謀で、
    日本は日米戦争に戦わざるを得ない状況に陥った。

    決して、日本が悪者で、アメリカが正義という、
    単純な構図ではない。

    日米戦争開戦当時のアメリカの大統領が
    ルーズベルトでなかったら、
    日米戦争は生起しなかったろう。

    また、ルーズベルトが二次大戦の戦後を
    間違って描かなかったら、
    鬼っ子の北も生まれなかったろう。

    アメリカが生んだ北の後始末は、
    アメリカが措置するしかない。

  • 253.07||Fu

  • 本日は71年前に広島に原子爆弾が投下された日です。亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。さて、この本を読む限り、確かにフランクリン・ルーズベルト大統領は日本が先制攻撃するように仕向けたのであろう。日本側からすれば、「売られた喧嘩を買って出た」わけだ。現在の北朝鮮は、その当時の日本の置かれた状況に似ていないのだろうか。ミサイルを度々発射して威嚇はするけれど、本格的にアメリカと戦争する気はないと思うのだが。だから、物量で圧倒的に優るアメリカとなぜ戦争したのか。その時の日本人はバカだったとしか思えない。

  • フーバー元米国大統領が著した「裏切られた自由( Freedom Betrayed)」の中で、「第二次大戦」と、戦後の「ソビエトの東欧支配」「中華人民共和国の成立」「戦後冷戦世界」を招いたF・ルーズベルトの責任を厳しく批判した。
    その骨子を特に日本との関係で言えば、「1941年の開戦に至る前の日米交渉において、アメリカは開戦を前提に経済戦争を仕掛け、日本を挑発し続けた」「日米戦争はアメリカが仕掛けた戦争である」「原爆投下の必要はなく、その重みは今もアメリカ国民の上にのしかかっている」・・・といったものだ。第二次大戦を考える際に米国側から出た資料として一読に値する。

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著者プロフィール

1952年、東京都生まれ。国際政治学者。早稲田大学政治経済学部卒。クレアモント大学院政治学部(修士)を経て、ハーバード大学政治学部大学院助手、同大学国際問題研究所研究員。1982年から近未来予測の会員制情報誌「ケンブリッジ・フォーキャスト・レポート」を発行。インターネット上でもYouTubeを中心に世界政治や経済情勢について発信している。現在、呉竹会アジア・フォーラム代表幹事、一般社団法人日本クルド友好協会理事も務める。主な著書に、『米中新冷戦、どうする日本』(PHP研究所)、『アングラマネー』(幻冬舎)、『国連の正体』(ダイレクト出版)、『世界恐慌2.0が中国とユーロから始まった』『希望の日米新同盟と絶望の中朝同盟』『国境ある経済の復活』(以上徳間書店)などがある。

「2020年 『米中最終決戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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