イーハトーブ悪人列伝 宮沢賢治童話のおかしなやつら

著者 :
  • 勉誠出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784585290124

作品紹介・あらすじ

悲しく怖く、コミカルでユーモラス。幻想的で美しい景色にひそむ鋭い悪と汚辱の罪。

感想・レビュー・書評

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  • あれは裁判ではなくコンテストか! 腑に落ちた。

  • 宮沢賢治の作品に出てくる「わるもの」にスポットを当てての宮沢賢治論。
    宮沢賢治の作品はそれほどたくさん読んでいなかったので、この本がダイジェスト代わりになりました。
    登場人物たちは、悪者なんだけど、小心者だったりして、こういうふうになるのも仕方がないよねというような連中で、法華経の悪人成仏とか、そういう考え方につながっているのでしょうね。
    ストーリーとしては、でもどうしてそういう結末になるの?とよくわからないものが多かったです。
    宮沢賢治の文章って、ほんとうにキラキラしているな、とあらためて感じました。
    また、宮沢賢治、読もうかな。

  • 宮沢賢治文学に登場する「悪人」をテコに仏教からの考察と興味深い視点なのだが、内容は7割が本文引用だし、期待した悪人についての考察も物足りない。タイトル倒れ。

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著者プロフィール

1949年、兵庫県姫路市夢前町生まれ。東北大学文学部宗教学科卒。宮沢賢治研究会『賢治研究』編集委員(2023年から編集長)著書は『宮沢賢治の誕生』(中央公論新社)、『イーハトーブ悪人列伝』(勉誠出版社)、『全品現代語訳 法華経』(角川ソフィア文庫)、『日本史年表』(朝日新聞出版)など多数

「2023年 『猫と笑いに銀河 宮沢賢治ユーモア童話選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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