世界一まじめなおしっこ研究所: 高校の先生が本気で教える!/自由研究課題・実験事例付き
- 保育社 (2017年7月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
- / ISBN・EAN: 9784586085859
作品紹介・あらすじ
1日の回数や量は?そもそもどうやってつくられるの?健康診断で尿検査をするのはなぜ?女性も立って用を足せる?などなど意外と知らないおしっこのことを、さまざまな角度から検証・解説した。大人も子どもも楽しめる1冊。夏休みの自由研究課題付き。
感想・レビュー・書評
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ヒトのおしっこから始まり、他の動物は?虫は?鳥は?エビは?
そしておしっこに関する心理学、
男女でおしっこの音は違うといった超蘊蓄も!
さらに、おしっこを扱った芸術・文学も扱っています。
たとえば、太宰治の『斜陽』では、冒頭に貴婦人が野ションするという衝撃的なシーンがあったりします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わかりやすかった!!
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わりとたのしめた
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図書館向けの書籍展示会で手に取りました。
中高の教員が執筆しているからか、生徒(あるいは小学校高学年の児童)に語りかけているような文章で、抵抗なくすらすらと読むことができる本です。
中学理科でならう範囲のことがらも(元素など)もありますが、かみ砕いて解説されており、未習の生徒でも苦労せずに読みこなすことができると思います。また、理科だけに限らず、「排尿」という事柄に関する歴史的な部分や文化的、社会的な部分についても触れてあります。
さらには、家庭でよくありがちな「(男子の)立ったまま小便による尿はね」などの問題も取り上げており、「身近な題材に興味を持って観察する・調べる・考えるといった取り組みを支援することに適した本であると思います。
まさに、タイトルにもある通り、夏休み等の「自由研究」のヒントになる本だと思います。
一方で、詳細な分析や記述がなされているわけではなく、この本で扱う分野は多岐にわたるものの、各分野についての「掘り下げ」といった観点からは、大人には物足りない部分もありました。