- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784587233501
感想・レビュー・書評
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「本は期待するものではありません。自分で発掘していくものです。」読書に対して肩肘張らない著者の素直さが伝わってくる良書。「究極の読書術とは読みたい本を楽しんで読むこと」らしいが、最終的にはコレに尽きるのかと。読書術というよりは読書論に近いが。
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好きな本を好きなように読むのが究極の読書術。当たり前といえば当たり前ではあるが、近年流行りの速読本と違い、ある意味新鮮ではあった。マーカーを引けない時はページの耳を折って帰ってからマーカーを引くといった方法は明日から使おう。
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忙しい弁護士先生なのに、年間400冊読んでるとのこと!
サブタイトルに「ビジネスに活かす」となってますが、
この系にありがちな自己啓発本とは一線を画してます。
まず、読書は
「楽しむ」ためにある。
ということ。
どんな本にも「得る」ものはあるとはいえ、
小難しい本を背伸びして読む必要なし。
書店に行って、表紙に引かれたら、タイトルに引かれたら手にとってみよう。
そんなスタイルの内容です。
著者自身、本当に本が好きなのが伝わってきます。
ビジネス系読書術には、小説は除外して、ビジネス系に特化したものも
多いですが、
これはそんなことなく、
多ジャンル読もう!ってスタイルでした。
そして多読の秘訣は、複数ジャンル複数読み。
うん、それいいかも!
私もどちらかというと複数読みですが、
小説は複数読みは最近してないな、とか、
大人になるにつれ、
なんか、「今読みたい!」より、
「どう読むのがいいか」みたいな理論考えるようになっちゃって。
でも著者によれば、
手にとった時が一番好奇心が高く、一番読みたい時なので、
その時、他の本が読み途中であったとしても、
複数読みがお勧め、とのこと。
私もそうしよう!と、思いました。 -
読書の楽しさについて語られた本。
「読まない人」から「読む人」に変わりたいと思って読んでみました。
読書を支える力は「瞬発力」と「持久力」。
すぐに読み始め、たくさん読み、それを継続する事。
この本を読んでから、図書館を利用し始めました。
本に眠っている無限の宝を発掘し、人生をより楽しんでいきたいと思います。 -
読書は何のためにするのか、そのヒントを学ぶためにこの本を読みました。
この本で学んだことは、
・「無限の宝」を発掘し、自分のものにしていくことが読書である。
・宝とは、法則や技術、モチベーション、思考力や発想力。
・今、自分に必要なものをさぐる質問は、「何を知りたい?どんな知識を得たい?何が足りない?」「どんな知識があれば自分、自分の専門性を高められる?」である。
という点です。
本を読んでいるとこの読書は役に立っているのかと疑問に思うことが今だにあります。
なので、時々読書術のジャンルを読んで、自分の中の読書の意味を更新し、もっと幅広い読書ができるようになりたいと願っています。 -
いかに本を読むかを筆者の体験、生活をもとに書いた本。
いわゆる読書法を語った本は数多くあるが、その中でもこの本の個性的なところは筆者が弁護士という多忙を極める仕事に就いているにもかかわらず年間400冊もの本を読破していること、筆者はもともと読書好きというわけではなく、次第に読書習慣を身につけていったことであろう。
よくある読書法の本と内容の面で多く被る項目も多かったものの、それでも自分の興味関心に基づいて読書を続けていくことで人生において有益なものを得ることができることがわかり、また筆者の飽くなき読書欲が伝わってきて、中々独特で面白い本だったと思う。 -
やっぱり似たような読書観を
持っている人は仕方まで似ているものです。
実は私も読書に目覚めたのは
実は子供のころからではないのですから。
ある時代までは「読書嫌い」でとおって
いましたからね…
読書熱を保つためには
工夫をすること。
そう、ピンと来た作家に出会ったら
その人の作品のデビュー作から
さかのぼって読んでいくとか…
そう、読む熱を絶やさないことが
読む技術の向上にも
つながるんです。 -
読書からえられる28の宝の部分はおもしろかったけど、後半の「読みかた」のパートは、こういう紹介がないと読書できない人が(しかもビジネスパーソンで)いるのか~とちょっとびっくり。
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読書術というより、きままな本の楽しみ方といった感じか。
税務訴訟などで知られている鳥飼事務所のところの木山弁護士の著作。