知識と権力―クーン/ハイデガー/フーコー (叢書・ウニベルシタス)

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制作 : Joseph Rouse  成定 薫  阿曽沼 明裕  網谷 祐一 
  • 法政大学出版局 (2000年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588006968

知識と権力―クーン/ハイデガー/フーコー (叢書・ウニベルシタス)の感想・レビュー・書評

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  • 原題:Knowledge and power : toward a political philosophy of science(Cornell University Press) 1987
    著者:Joseph Rouse
    翻訳:成定薫、阿曽沼明裕、網谷祐一

    【目次】
    目次 [iii-v]
    はじめに(コネチカット州ミドルタウンいて J・ラウズ) [001-014]
    第1章 序論――知識と権力 015
    第2章 実践としての科学――クーンに対する2つの読み方 047
    第3章 解釈とは何か――普遍的解釈学への2つのアプローチ 068
    第4章 ローカル・ノレッジ 105
    第5章 実在論と反実在論を超えて 181
    第6章 自然科学、人間科学、政治的批判 235
    第7章 科学と権力 292
    エピローグ――科学の政治哲学へ向けて 341

  • フーコーと科学論をつなぐ一著

    J. ラウズ … 科学哲学者。1952年生まれ。アメリカ。オバリーンカレッジ、ノースウェスタン大学大学院でMA、Dr。ウェズレー大学教授、「社会における哲学と科学」プログラム担当。他著作に『関与する科学ー科学的実践を哲学的にいかに理解するか』
    Outline 序論―知識と権力/実践としての科学―クーンに対する二つの読み方/解釈とは何か―普遍的解釈学への二つのアプローチ/ローカルノレッジ/

     第1章 序論知識と権力
    村上陽一郎・井山弘幸共訳 L. ローダン『科学は合理的に進歩する 脱パラダイム論にむけて』が指摘するように、科学のなかの非合理的要素を過大視しすぎており、新たな合理性のモデルを考えてみようとしない、という合理主義を引用する。
    合理・科学的に達成された信念と、(非合理的に区分される)権力の行使や論争によって著しく影響を受けている信念との間の区別を設けられるとラウズは考え、権力側の解剖的分析を行おうとする。

    ローティ『自然の鏡』P384を参照する;ヨーロッパ文化はあるレトリックの落とし子。科学と何か(vs.宗教、政治、芸s術、哲学)をきっぱり分別する300年間の伝統。認識論的な伝統。
    Condorcet 1955「専制と迷信の二重の影響」 に対する抵抗によって、深い影響を受けている。
    ラウズ 科学哲学<権力分析 → 新たな合理性の確立



     第5章 実在論と反実在論を超えて

     第7章 科学と権力
     フーコーと権力の近代的諸形態

     フーコーの権力関係の仕事は、一般理論を与えたのではなく、明快な事例を顕著な特徴とともに与えた、と捉える。「行動についての一種の解剖面(アナトモ)=時間区分面(クロノロジク)の図式が規定されるわけである。行為は諸要素に分解され、身体の、手足の、関節の位置は規定され、一つ一つの動作には方向と広がりと所要時間が指示されて、それらの順序が定められる時間が身体深くにしみわたるのである、それにともなって権力によるすべての綿密な取締りが」。
     フーコーの構図を最終的なものだとみなすことに対する2つの批判:?構図が権力の生産的な特質を無視している。抵抗を含めた権力構図の生産的な特質を無視している。
     記号を生産するよう強いられたものによって記号が聞かれたり理解されたりするかどうかに関わりなく、
    記号のm強制的な生産を全て包括するように一般化することができる。
    フーコーの一般的な論点は、何かを権力関係の領野に位置づける効果の一つは、
    それを(供述)新しい仕方で自らを開示するよう仕向けて、その存在と振る舞いに関する新しい記号(供述形態、例えば弁護士が行う調書作成)を作らせる、ということである。
    この開示が権力の効果だということは、産出された記号の言説的特徴に依存していないことは明らかである。
    第二に、フーコーは告白の媒介者の役割に関する自分の主張を拡張することを予感していた。というのも、産出された記号がその作り手の真の性質・状態・特徴に関する開示という身分を獲得するのは、解釈者との関係を通じてのみだからである。
    そして、これらの記号を心理地をもった形で明確にしなければならないのは告白者というよりは解釈者なのである。

    実験室内部の権力関係

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20世紀の学問と思想の世界における三大巨星,クーン,ハイデガー,フーコーが提起した概念や方法・見解を大胆に拡張し融合させて独自の科学論の構築を目論む。

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