人類再生: ヒト進化の未来像 (叢書・ウニベルシタス 861)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588008610

作品紹介・あらすじ

ゲノムの解読,遺伝子操作,クローン技術,核開発等によって,創造と絶滅にかかわる全能性を手にした人類はどこへ向かうのか。新時代の哲学の根本概念を提出する。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    ゲノムの解読、遺伝子操作、クローン技術、核開発等によって、人類はいま、創造と絶滅にかかわる全能性を手にしつつあり、新たな歴史を開始している。
    哲学の古い概念を再検討し、新時代の哲学をhominescence(人類再生)として提唱する。

    [ 目次 ]
    もろもろの死
    身体(われわれの身体はどのように変わったのか;人類再生hominescenceの最初の環 ほか)
    世界(現代の最も大きな出来事;古い共同の家と、新しい共同の家 ほか)
    他者たち(コミュニケーションという出来事;現代の人間 ほか)
    平和(歴史への移行;日付の記入 ほか)

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著者プロフィール

(Michel Serres)
1930年フランス南西部のアジャンに生まれる。海軍兵学校、高等師範学校を卒業。数学、文学、哲学の学位を取得。58年からクレルモン=フェランの文学部で教鞭をとり、ライプニッツ研究で文学博士となる。69年からパリ第1大学教授として科学史講座を担当。数学、物理学、生物学の研究に加え人類学、宗教学、文学などの人間諸科学に通暁する百科全書的哲学者としてフランス思想界の重要な一翼を担い、科学的認識と詩学を統一的な視野に収め、西欧的思想の限界に挑む。90年からアカデミー・フランセーズ会員。邦訳された著書に、『火、そして霧の中の信号──ゾラ』、『青春──ジュール・ヴェルヌ論』、『天使の伝説─現代の神話』、『ローマ──定礎の書』、『小枝とフォーマット──更新と再生の思想』、『白熱するもの──宇宙の中の人間』、『カルパッチョ──美学的探究』、『世界戦争』(以上、法政大学出版局)など多数。2019年没。

「2021年 『パラジット〈新装版〉 寄食者の論理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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