ウィーン五月の夜 (叢書ウニベルシタス)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588009488

作品紹介・あらすじ

ナチによるオーストリア併合後のウィーンでの出来事と雰囲気を活写した表題作をはじめ、1906~39年の間に書かれた短編小説・紀行・文芸評論を集め、20世紀オーストリア文学の旗手・ペルッツの多彩な創作活動の全貌を余すところなく伝えるアンソロジー。未刊・未発表作を含むこれらの作品群は、戦争に明け暮れた20世紀前半の生々しい証言であるとともに、西欧近代文化史の貴重な記録でもある。〔文学・文化史〕

感想・レビュー・書評

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  • 未完の短編二作、幾つもの掌編、紀行文、文芸評論と私の知らなかったペルッツがぎっしりと詰まっていました。
    紀行は当時の世界の様子が伺え、『世界で二番めに物価の高い町』に思わずふふっと笑ってしまいました。
    小説以外の文章を初めて読み、ペルッツ個人を少しだけ知れたような気がします。

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著者プロフィール

レオ・ペルッツ(Leo Perutz)
1882年プラハ生まれ、ウィーンで活躍したユダヤ系作家。『第三の魔弾』(1915)、『ボリバル侯爵』(20)、『最後の審判の巨匠』(23)、『スウェーデンの騎士』(36)など、幻想的な歴史小説や冒険小説で全欧的な人気を博した。1938年、ナチス・ドイツのオーストリア併合によりパレスティナへ亡命。戦後の代表作に『夜毎に石の橋の下で』(53)がある。1957年没。

「2022年 『テュルリュパン ある運命の話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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