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- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784588010118
作品紹介・あらすじ
グローバル化のもとでは複雑な世界があり、それは、予測不可能ではあるが、不可逆的で、恐れと暴力に満ち、無秩序でありながらも単なるアナーキーではない世界である。本書は、グローバルなネットワークの「創発」が人びとの社会生活を根底から変えていることを、線形的な社会科学の思考を脱構築し、複雑性科学の成果と可能性を援用/適応しつつ検討する。
感想・レビュー・書評
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グローバル化を扱う社会科学はグローバルなシステムを所与のものとして取り上げ、地域、地方、国民国家、環境、文化がどのようにしてこの全権全能のグローバル化によって線型的に変容するのかを示してきた。
グローバルなものが社会科学の探究に適した大将として構成されているのかどうか問わなければならない。観察、測定、理論的な資源はグローバルシステムの非常に複雑な性格を探究するところまではいっているのか?
グローバルな複雑性は単にアナーキーな無秩序ではない。
社会学や社会科学における長年の問題の1つはより一般的には何等かの秩序がいかにして社会生活において確立され維持されるのかに関するものである。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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