中欧の詩学: 歴史の困難 (叢書・ウニベルシタス 1031)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588010316

作品紹介・あらすじ

クンデラ、カフカをはじめ、数々の特筆すべき作家を生んだ中欧は、大国ロシアとドイツに挟まれ、この100年間に最も激しく地図が書き換えられ続けてきた地域にほかならない。多言語・多民族の複雑さと、常に介入され「歴史になれない歴史」をもつ不条理さは、しかし、中欧の詩学に比類なき輝きを与えた。抵抗の時代に中欧文化の本質を見つめた著者が、実存の痛みを結晶させた珠玉のエッセイ。日本語版のための書き下ろしも収録!

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著者プロフィール

(Josef Kroutvor)
1942年生まれ。父は靴小売業を営んでいたが、1948年の共産党政権成立後、店は没収される。高校卒業後、働きながらカレル大学哲学部で哲学・歴史学・芸術史を専攻。フランス・ブザンソン大学に留学後、プラハ工芸博物館に勤務。カフカにちなんだ“Josef K.”の筆名で、地下出版や亡命出版で執筆。1989年の「ビロード革命」後はウィーンに研究員として滞在、プラハ工芸大学やカレル大学で非常勤講師も務める。美術から文学まで幅広く論じる評論家であり、特に多民族・多文化地域としての中欧の文化に造詣が深い。
著書に『メドゥーサの首』(1985年)、『運命のカフェ──プラハとウィーンとパリの間』(1998年)、『私のマーハ』(2003年)、『フラバルとの出会い──回想とエッセイ』(2014年)などがある。その著作はドイツ語、フランス語、イタリア語などに訳されている。

「2015年 『中欧の詩学 歴史の困難』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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