技術と時間 3: 映画の時間と〈難 ― 存在〉の問題

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588120749

作品紹介・あらすじ

ハイパー産業化により意識と時間概念が管理されるコントロール社会では、人々は「誰も」個体として存在できず、誰もが〈誰でもない者〉となり、〈生き難さを生きる〉ことしかできない。カントの批判哲学とフッサールの現象学を根源的に問い直し、既存の文化産業批判論を刷新して展開する斬新なメディア批判理論。ポスト構造主義の次世代を担う哲学者の主著シリーズ。待望の最新刊。

感想・レビュー・書評

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  • 「わたしの時間は、つねに他者の時間である」という第1章の言葉は、社会時間を認識するものにとっては、あらゆる意味において衝撃的だ。そして、時間の示す過去把持にも段階があり、記憶の産業化をもたらすとする映画時間分析は魅力的なのだ。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784588120749

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著者プロフィール

(Bernard Stiegler)
1952年生まれ。国際哲学コレージュ(Collège international de philosophie)のプログラム・ディレクター、コンピエーニュ工科大学教授を務めたのち、フランス国立図書館、国立視聴覚研究所(INA)副所長、音響・音楽研究所(IRCAM)所長、ポンピドゥー・センター文化開発部長を歴任。現在、リサーチ&イノベーション研究所(IRI)所長。文化資源のIT化国家プロジェクトの中核を担い、技術と人間との関係を根源的に問う、ポスト構造主義以後の代表的哲学者。本書『技術と時間』(現在第3巻まで刊行)はOpus Magnum(主著)とされる。『テレビのエコーグラフィー』(デリダとの共著、NTT出版)、『象徴の貧困1』『愛するということ』『現勢化』『偶有からの哲学』(以上、新評論)など、邦訳書も多数ある。

「2013年 『技術と時間 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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