- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784588203916
作品紹介・あらすじ
その伝承と文献を渉猟しつつ,中国古代哲学=陰陽五行の原理の応用という独自の視点から,謎とされてきた稲荷信仰と狐との密接な結びつきを明快に解き明かす。
感想・レビュー・書評
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ものと人間の文化史
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なぜ「稲荷」さまには「狐」がお遣いなのか。なぜ赤い鳥居なのか。当たり前に思っていたことが気になりはじめたらオススメする。
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欲しいと思っていた情報が手に入らなかった。
「なんで、陰陽道の話ばっかりなの!?」と思ってたけど、よくよく見たら、ちゃんと題名に書いてあったね……。 -
かなり前に読んだので、もう1度読み返したい…orz
でも、日本の事だけじゃなくて、中国の逸話も載ってたり陰陽五行との関係性も書いてあって、勉強になった1冊。
吉野先生の本、もっと読んでみたいなぁ…。 -
日本人にとても親身な狐について、その理由をつまびらかに検証されています。
・陰陽五行における土(稲荷信仰の五穀豊穣)として扱われる狐
・中国でさほど害のなかった筈の狐の妖術が日本では死にまで至らしめることになっている
・和銅年の天候不順による飢饉を抜けるために始まった日本での陰陽思想に基づく狐の崇拝=狐は使いではなく神そのものとしての扱い
・土生金に見る鍛冶信仰・土剋火にみる狐と火の関係
・土を生む火に通ずる朱い鳥居と旗・小豆飯の赤
・強い火属性を持つ馬との関係
・伏見稲荷の蛇から狐信仰への変遷
全て納得いきました。平易な言葉で書かれ、ふんだんな説明もありがたい。引用された文などもすごく面白かったです。
いなり=異形は同意しかねたがw -
中央図書館蔵書 2009.11.28 借
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勝手な思いこみで、お稲荷さんは、怖いとか思ってる人に読んで欲しいですね。
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狐と陰陽五行の関連について書かれている部分が、とても興味深いです。
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副題の通り陰陽五行から稲荷信仰を解説した本。また何故狐=火なのかも載ってます。かなり納得させられる一品。よくここまで・・・と言うこと必至。必ず購入したいです。