遊戯―その歴史と研究の歩み (ものと人間の文化史)

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著者 : 増川宏一
  • 法政大学出版局 (2006年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588213410

遊戯―その歴史と研究の歩み (ものと人間の文化史)の感想・レビュー・書評

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  • 世界各国から、遊びの具体的な資料を集めてくれているというだけで本書の価値は担保されている。さすがに個別個別で深いところにまではいっていないし、現代の遊びに関してまではカヴァーされていないが、遊び研究を行う人なら手に取る価値は十分にある。

    本を楽しむために読む層にどこまでこの本の求心力があるかはわからないが、遊びに関する理論研究についてもさらりとまとめられているため、全体像を把握するためには悪くないかもしれない。個人的には遊びの理論研究の邦訳されていない書籍に関してどの程度乗っているのかが関心ごとだったが、ホイジンガ、カイヨワ、アンリオといった邦訳されている書籍にしか言及がなかったので、その点では残念であった。また、理論研究では『遊びの現象学』を書いた西村への言及ももっとなされてよいと思うが、そのあたりもされていない。

    筆者の関心は形而上的な理論ではなく、あくまで実態を研究するということが示されているので、遊びを限定的な意味合いで捉える度合いの強いアンリオや西村に対してあまり関心が強くないというのは推察できるところではあるが、少々その点が残念であった。

    一方、よい、と思ったのは、これからの研究の目指すべき方向性がさまざまに示されているところ。特にこれは学部生や新しく研究を始める院生にとってはありがたいのではないだろうか。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784588213410

  • [ 内容 ]
    遊戯史研究の目的と方法を語り、現在の水準を明らかにしつつ未来を展望する。

    [ 目次 ]
    序章 遊びをせんとて生れけむ―遊戯史研究の出発点と目的
    第1章 遊戯の世界史―文明の曙から近世ヨーロッパまで
    第2章 遊戯の日本史― 古代貴族から軍国主義下の庶民まで
    第3章 遊戯の法則―遊戯の主体としての人間の変容
    第4章 遊戯・賭博に対する見解―平和をもたらす行為か悪魔の技か
    第5章 遊戯の研究史―ホイジンガから宮武外骨、酒井欣まで
    終章 “遊ぶ人間(ホモ・ルーデンス)”が平和をつくる―遊戯史研究の現状と展望

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遊戯―その歴史と研究の歩み (ものと人間の文化史)の作品紹介

古代から現代まで,日本と世界の遊戯の歴史を概説し,内外の研究者との交流の中で得られた最新の知見をもとに,研究の出発点と目的を論じ,現状と未来を展望する。

遊戯―その歴史と研究の歩み (ものと人間の文化史)はこんな本です

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