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- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784588214714
作品紹介・あらすじ
失われゆく木綿衣料を踏査・収集して半世紀。自らの人生遍歴と木綿・絣を愛する人々との出会いを織り重ねて綴り、木綿の奥深い魅力を語る。絣の数少ない伝承者・研究者としての足跡を回顧しつつ、手づくりの木綿が生活文化の中で果たしてきた役割を再評価し、リサイクル文化としての木綿再生のみちを模索する。貴重な文化遺産である木綿遺品400点の写真を収録。『木綿口伝』の続編をなす伝承記録。〔民俗・文化史〕
感想・レビュー・書評
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まだ、女性に学問は必要ないという考えが普通だった頃、農家の嫁でありながら、粘り強く家族を説得し通信大学で学んだ著者の努力に胸をつかれる思いがしました。著者の学習意欲を駆り立てたのは、農家の女性たちが織った木綿の美しさ。なぜ、学の無い、情報も少ない山村の女性たちが、目を見張るような美しい木綿を作り得たのか。自我の叫びだったのかもしれないな、と思います。
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