近代日本の医療と患者: 学用患者の誕生

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  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588312137

作品紹介・あらすじ

わが国が西欧近代医学を導入するにあたって、生理学・病理学・解剖学の基礎医学および臨床医学の教育と研究に必要不可欠なもの(「材料」)とされた学用患者は、いかにして生まれ、それはシステムとしてどのように機能し、教育研究体制の中に位置づけられたのか。明治・大正・昭和前期にわたる医学雑誌の記述を軸に、近代の医学教育および病院医療システム構築の過程をたどり、その展開を跡づける。

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著者プロフィール

1946年静岡県生。早稲田大学大学院文学研究科博士課程に学ぶ。文学博士(早大)。高校教諭、京都府立医科大学教授、北里大学教授を経て北里大学名誉教授。著書に、『古代医療官人制の研究』(1983年)、『日本医療社会史の研究』(85年)、『死と病と看護の社会史』(89年)、『老いと看取りの社会史』(91年)──以上の4書にてサントリー学芸賞を受賞。『ホスピスと老人介護の歴史』(92年)、『出産と生殖観の歴史』(96年)、『医療化社会の文化誌』(98年)、『在宅死の時代』(2001年)、『痴呆老人の歴史』(02年)、『健康の社会史』(06年)、『国民皆保険の時代』(11年)、『日本仏教の医療史』(13年、矢数医史学賞を受賞)、『近代日本の医療と患者』(16年)、『売薬と受診の社会史』(18年、以上いずれも法政大学出版局)。編著に、『日本医療史』(06年,吉川弘文館)ほか。

「2022年 『医療と戦時下の暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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