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- Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
- / ISBN・EAN: 9784588490200
作品紹介・あらすじ
ギフトとは何か。モースやサーリンズの理論をホイットマンやエズラ・パウンドの生涯に適用し,芸術の創造と受容が贈与交換=エロスの交易に他ならないことを説く。
感想・レビュー・書評
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贈与について、経済学的な観点以外に社会学、人類学的な観点から論じた一冊。さまざまな著書に引用がされている一冊であり、気になったため読んでみました。
利子の存在や、プレゼントの流動性など、日々なんとなく感じている「ギフト」の意義を、神話などを例にして言語化していると思います。
その一方で実社会の例が少なかったのは、すでに「資本主義」という経済が存在しているフレーム内だから、同様に論じることができない、ということだと思います。
後半はギフトの精神を詩に歌った詩人の話題になり、少しわからなくなってきます。そのせいで個人的に評価が低くなりました。
「選択」は「トレードオフ」であり、「贈与」である、と実感します。利己的な遺伝子の入れ物である我々人間が生きる意味とは、「贈与」にあるのかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『選択の科学』p283に紹介あり
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