秩序を乱す女たち?: 政治理論とフェミニズム (サピエンティア 37)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588603372

作品紹介・あらすじ

ルソーをはじめ従来の政治理論家は、女性は社会秩序を破壊するので危険と考え、排除しつづけた。本書は、世界的に著名な政治学者が、これをフェミニズムの視点から批判的に再検討したものである。女性の政治参加が進まず、政治学でフェミニズムを語ることがまだ一般的ではない現在、必読の文献となるだろう。日本語版への序文所収。

感想・レビュー・書評

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  • 【選書者コメント】「女は生まれつき政治に向かないのだ」という今なお根強い排除思想を、批判的に問い直す一冊。
    [請求記号]3110:1298

  • [ 内容 ]
    女は政治秩序を脅かすので公的世界から排除すべきだ。
    容易に変わらないこの家父長的な思い込みに異議を唱え、デモクラシーとシティズンシップを根底から問い直す。

    [ 目次 ]
    第1章 「秩序を乱す女たち」―女性、愛、正義感覚
    第2章 兄弟愛的な社会契約
    第3章 政治的義務の正当化
    第4章 女性と同意
    第5章 昇華と実体化―ロック、ウォーリン、政治的なるもののリベラル・デモクラシー的概念
    第6章 公/私の二元論に対するフェミニズムの批判
    第7章 『市民文化』―ひとつの哲学的批判
    第8章 家父長的な福祉国家
    第9章 フェミニズムとデモクラシー

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • そんな風に思われたら、イラっと来るでしょうね、、、

    法政大学出版局のPR
    http://www.h-up.com/books/isbn978-4-588-60337-2.html

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著者プロフィール

(Carole Pateman, 1940- )
英国サセックス生まれ。1971年ブライアン・バリーの指導の下オックスフォード大学で哲学博士号を取得。シドニー大学所属中に複数の大学・研究機関の客員教授等をつとめ,1990年カリフォルニア大学ロスアンジェルス校の政治学教授に就任。現在,同大学の特別名誉教授。
世界的に高名な政治理論家であり,日本ではこれまで『参加と民主主義理論』(寄本勝美訳,早稲田大学出版局,1977年)が翻訳されている。

「2014年 『秩序を乱す女たち?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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