くまの子ウーフ (ポプラ社文庫 A 1)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591008690

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  • 素直なくまの子ね~

  • 続と2冊持ってて、大好きでした~。
    これは当時公文式か何かの文章にあって、好きになったんだと思う。ウーフとちょうちょの話とか、いい。

  • 子どもが読むと、そんなことも知らないなんてウーフってまぬけだなあ、と思うのかも知れないが、大人が読むと当たり前だと思ってもう考えることをやめていたことにはっと気づかされる思いがする。
    「さかなにはなぜしたがない」、「ウーフはおしっこでできてるか??」、「おっことさないものなんだ?」、「くま一ぴきぶんはねずみ百ぴきぶんか」、「ウーフはなんにもなれないよ」あたりに自分は自分であって他人と比べられるものではない、というテーマが見られる。

    「くま一ぴきぶんはねずみ百ぴきぶんか」でウーフの
    「くまは百ぴきぶんたべるから、百ぴきぶんはたらけば、いいんだ。」
    という台詞に納得したのだが、次のお父さんの
    「だれのなんびきぶんなんかじゃないんだよ。
    おとうさんはくまだから、くまの一ぴきぶん。ウーフなら、くまの子一ぴきぶんさ。」
    という台詞にそういう考え方もあったのだ、と気づかされた。


    「ちょうちょだけになぜなくの」では、確かに普段の生活で殺さなくてもいいものを殺しているし、食べるために殺してもいる。
    それなのに、どうしてうっかり殺してしまった、きれいなちょうちょだけを悲しむのか。
    考えるときりがないし、正しい答えは見つからない。
    だから、食べるときにはありがとう、という感謝の気持ちを忘れずに、というある意味偽善的な答えしか見つからない。

  • この主人公のくまが、「ウーフー」だかってため息か何かをつくんだったな。そういう癒し系の本なんだっけ?

  • 昔、某渋谷の7なんちゃら〜の楽屋で(笑)某ギタリストさんとウーフの話したのです。嬉しかったなあ。小さい頃から好きでした。ウーフのお母さんのような、お母さんって凄い。何度も読みたくなってしまいます。

  • 半熟の目玉焼きを絶対食べたくなります。
    しかも木のさじで。

  • 小学校時代の思い出の本です。
    ちょっと切ない感じが好きでした。

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著者プロフィール

神沢利子 1924年、福岡に生まれる。子ども時代を北海道樺太で過ごす。文化学院文学部卒業。童話作品に『ちびっこカムのぼうけん』(理論社)『くまの子ウーフ』(ポプラ社)『銀のほのおの国』『流れのほとり』(福音館書店・日本児童文芸家協会賞)『神沢利子コレクションI~V』(あかね書房・巌谷小波文芸賞)など、絵本に『たまごのあかちゃん』『おばあさんのすぷーん』『ぽとんぽとんはなんのおと』『おっとせいおんど』『いいことってどんなこと』『えぞまつ』(以上福音館書店)など多数の作品がある。東京在住。

「2022年 『てんのくぎをうちにいった はりっこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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