車のいろは空のいろ (ポプラ社の創作童話 3)

  • ポプラ社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591011362

感想・レビュー・書評

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  • 活版印刷三日月堂を読んで、
    読みたくなって借りて来たら、家にあった。

    こんな古い本だったんだなー。

  • タクシーに乗せられた夏蜜柑の香りが、今にも漂ってきそうです。

  • 4-591-01136-4 120p 1988.6.30 79刷

  • これはレモンの匂いですか
    いいえ夏みかんですよ

    こどもに活字の本を読み始め

    あの子たちキツネだったんじゃない?

  • 松井さんの空色のタクシーには色々なお客さんが乗ってきます。不思議な話の中にはちょっぴり怖いものもありました。どんな生き物も命があるんですよね。金子みすずの詩が浮かんできます。街はすっかり新しくなるけれど、戦争で子供を失った悲しみはずっとその時のまま…そんな辛い想いが迫ってくる話もありました。くま紳士の話も切ないです。人間だけが選ばれた動物だなんて愚かな思い上がりですね。最後のお話はすごく楽しい。松井さんって…そうだったの!?挿し絵が懐かしい。味のある絵が素敵です。

  • 白いぼうし
    は、たぶん教科書にのってたな。
    夏みかんのいいにおいが、読んでるだけでしてくる
    とても思い出深い作品

    すごいよなー、読んでるだけで匂いまでも想像できちゃうなんて。(夏みかん食べたい)

  • (2013-08-25)

  • 「児童青少年の読書資料一覧」(中多泰子 ほか『改訂 児童サービス論』樹村房、 2004)の、「小学校初級から中級むき」で 紹介されていて懐かしく思い、図書館で借りた

    タクシー運転手の松井さんが、色色なお客 さんと交流する連作短篇集
    ・小さなお客さん
    ・うんのいい話
    ・白いぼうし
    ・すずかけ通り三丁目
    ・山ねこ、おことわり
    ・シャボン玉の森
    ・くましんし
    ・ほん日は雪天なり

    「白いぼうし」は教科書に載っていた作品 だけれど、内容はすっかり忘れていた
    どのおはなしもほんとうにすてきで、ほれぼれする
    松井さんが出あうのは、実はすぐそこにあ るけれど私たちが気づけないだけなので は、と思えるものごと
    北田卓史さんの絵も、おはなしに合ってい る
    絵に「TAXI」の署名があるけれど、タク シー好きな北田さんのたくしは筆名らしい
    あとがきを読んで、あまんさんがすてきな おはなしを紡ぐことができる理由がわかっ た
    私たちにも、すてきなおはなしを届けてく れるのを、とても嬉しく思う!

  • タクシーの車内に置かれた夏みかん。そして白い帽子の中のもんしろちょう。国語の教科書で読んだことがある、と懐かしさに浸りました。
    タクシー運転手松井さんの元に現れる、ちょっと不思議なお客たち。そんなお客と松井さんとのやり取りが楽しいです。また北田卓史による挿絵もほのぼのと素敵です。

  • 「これは、レモンのにおいですか」
    懐かしいフレーズ。四年生教科書に今でも取り上げられている名作です。

    小学生の頃、毎日本読みの宿題がありました。
    何度も聞かされているうちに母がすっかり気に入り、本を買ってくる。

    なんどかそんなことがありました。

    家事をしながら本読みを聞く母の若い横顔を思い出します。

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著者プロフィール

1931年生まれ。児童文学作家。1968年にデビュー作品集『車のいろは空のいろ』が日本児童文学者協会新人賞および野間児童文芸推奨作品賞を受賞。以降、いくつもの文学賞を受け、多くの作品が小学国語の教科書に掲載されている。2001年に紫綬褒章受章。京都在住。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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