グスコーブドリの伝記 (ポプラ社文庫 (A168))

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著者 : 宮沢賢治
制作 : 田代 三善 
  • ポプラ社 (1984年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591015759

グスコーブドリの伝記 (ポプラ社文庫 (A168))の感想・レビュー・書評

  • 4-591-01575-0 181p 1984・11・? 1刷

  • 宮沢賢治にしては比較的現実的で読みやすかった。冒頭、子供の時に飢饉に遭う恐怖感が生々しい。主人公が様々な環境で感謝の気持ちを覚えたり、自然への観察力を身につけていく姿が少しずつ書かれていて、作り話感も抑え目。最後の、一人が犠牲になって全ては解決するっていう結末、ほんとに嫌いだわ。ハリウッドで見飽きたんだわそういうの。おとぎ話とはいえ、火山のおかげで農民は安泰っていうのも良くないと思うわ。こういうといいの子供に読ませるとリーダー待望論が行き過ぎることになると思う。より良い社会は据え膳ではないぞ。と言いつつ、のどかに遊んでいた森の暮らしから両親がおかしくなってつまづきながら森に入っていくくだりは実に悲しくも深刻でずっと心に残っている。

  • 「グスコーブドリの伝記」「フランドン農学校のぶた」「シグナルとシグナレス」「北守将軍と三人兄弟の医者」の4編が収録されている。
    前半の2つの話が特に重い印象。暗く沈んだ気持ちを後半2つの話でどこか遠くへ運ばれていくようだ。しかしそれは朗らかな救済ではなく、現実から遥か向こう、果てのない空間へ向かうものだ。

  • 「私よりもっともっとなんでもできる人が、私よりもっと立派にもっと美しく、仕事をしたり笑ったりして行くのですから」

    そう言ってグスコーブドリは、生還できない仕事に赴く。
    未来のための自己犠牲、この精神は無条件に美しい。
    感動して目頭が熱くなってしまいました。
    人間としてこうありたいものです。

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