- Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591039595
感想・レビュー・書評
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私の職場の上司から教えてもらった絵本。
その上司が「おちあい」という名前で、かつて先輩から娘の誕生日にこの本をプレゼントされたという。
上司曰く、その先輩は女好きで仕事も適当な人だったけど、後輩の面倒見が良い人で、この本をもらったときはいたく感動したらしい。(たぶん洒落でプレゼントされただけと思いますが…)
作者は、となりのますだくんシリーズの武田美穂さん。
ますだくんは怪獣としてデフォルメされてますが、おちあいくんは絵本の中で救いようのない悪い子として描かれています。
おちあいくんの悪ふざけオンパレードが50音順に進みますが、最後僅かながら救いのあるオチもあり一安心。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
50音で言葉遊び。
「あいうえお作文」で「おちあいくん」の暴挙を告発。
暴力的で狡賢い「おちあいくん」、最後は仲直りするのかな……?と思いきや、これといって特に救いもないオチに脱力。
この手の“50音ものあるある”ですが、本書の「ラ行」は本当にヤバい。 -
あいつ やなやつ ひどいやつ
いじわる いじめは ウルトラきゅう
あいつの なまえは おちあいくん
泣く子も黙るいじめっ子おちあいくん。
女の子にカエルを見せて怖がらせたり。
でも、女の子に嫌いと言われて落ち込むおちあいくん。
五十音でいじめっこのおちあいくんを表現。
よく理解してあげている…。
語呂がいいので、歌うように読むことが出来る。
ちゃんとストーリーになっていて楽しめるけれど、これだけおちあいくんを貶める言葉で溢れている絵本はちょっと嬉しくないかも。
楽しいけれど…。
おちあいくんの悪口を言う男の子もまたいじめっこ…? -
「おちあいくん」は、とっても意地悪な男の子。大人の目を盗んで、クラスのみんなにいたずらします。この絵本は、その「おちあいくん」にいたずらされている子の一人が、ひらがな50音の順番で語るお話。
やなやつだなーと思いきや、「お話」と「絵」とが微妙にずれて、ほんの一瞬「おちあいくん」の本心が垣間見えるような場面も。あれっ、いつもと違う?と思ったのもつかの間…
言葉のテンポの良さは、思わず口に出して言ってみたくなるほど。「絵」の可愛らしさも相まって、深刻になりがちな「お話」を明るく包んでいます。幼いころは、こうしたとんでもない子に困らせられたり、逆に自分では気付かず困った子になってしまったり、そんなことはままあることかもしれないな、と思わされました。 -
チビ1号、小学校にて