ますだくんの1ねんせい日記 (えほんとなかよし 43)

著者 : 武田美穂

• ポプラ社 (2015年1月2日発売)

感想・レビュー・書評

[株式会社エルコさんの感想 · 2016年1月22日]

ますだくんは、一年生。

毎日楽しく小学校へ通っています。

そんな中、ますだくんは、となりの席の女の子が気になって仕方がないみたいです。
算数のとき、給食の時、ついつい、口を出してしまうみたいで……？


でも、となりの席のみほちゃんは、ますだくんのことが、どうやら苦手な様子……ますだくんが、話しかけると、いつも泣きそうな顔をしています。

ああ、ますだくん、少し見せてもらおうと思った、みほちゃんの鉛筆を折ってしまいました！
しかも、それはみほちゃんが、誕生日にお友達からもらった大切な鉛筆で……。



「となりのせきのますだくん」のますだくん視点で語られるもう一つの物語。

「となりのせきのますだくん」を読んで、ますだくんが、いじわるな「かいじゅう」だと思ったあなた。

ぜひ、こちらも読んでみてください。

読んだ後は、「いつか、みほちゃんが、ますだくんの優しさに気づいてくれるといいな」と思えるはずです。

「となりのせきのますだくん」では語られなかった、みほちゃん、ますだくんの普段の学校での姿も必見です。
実は君たち似た者同士？思えるシーンも……。

一生懸命鉛筆を直す、ますだくんがとても微笑ましく、ちゃんと仲直りできるのか、こちらまでドキドキしてしまいます。



みほちゃんには、怖がられる「かいじゅう」でも、ほんとはとても優しくて頼りになる、すこし不器用な男の子、ますだくんの物語。


　ぜひ、「となりのせきのますだくん」と一緒にご覧ください。

ネコヤナギ

[hkmookさんの感想 · 2023年4月4日]

「いろんなことがあるけれど　やっぱりがっこうは　たのしいな」

明日もいいことありそうです。となりのせきのますだくんの話。読んでて、泣いちゃいます。またあした、そういう学校にする。（18分）#絵本 #絵本が好きな人とつながりたい #ますだくんの１ねんせい日記 #武田美穂 #ポプラ社

[ShimaneKenの読書家さんの感想 · 2022年9月3日]

道徳の授業で、びょんとガオの話があるのだが、主人公のとらえ方にクスッと笑えた。
話は少し長く、読むのが少し大変でした......。

子どもたちは楽しそうに聞いてくれました！

[たなかけいたつさんの感想 · 2022年1月29日]

「となりのせきのますだくん」の対になる本、一緒に読むと双方の視点が面白い。

[ここみさんの感想 · 2021年6月30日]

みほちゃんのたんじょびのすみれちゃんからのぷれぜんとをますだくんになげられてかわいそうでした。

[muelibraryさんの感想 · 2020年3月24日]

宮教大OPAC
https://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/opac/volume/348515

[虎目 梨那さんの感想 · 2019年12月4日]

宇宙人のファーストコンタクトみたいな？

[yuramekeさんの感想 · 2019年10月23日]

り。1254
6y1m

[となみとしょかんさんの感想 · 2017年2月22日]

さんすうのページとえんぴつをおったページがおもしろかったです。

[きゆさんの感想 · 2015年6月20日]

2007年4月13日読了。

絵本「となりのせきのますだくん」を読んだのは、ムスコ年少の頃、6年前。ちょっと早すぎ？　と思いつつ、自分の趣味優先で。そのお話の裏ヴァージョンってとこですね。

いろいろ自信がなくて気弱なみほちゃん、小学校に入学。いじめっ子のますだくんはこわいかいじゅうに見えちゃう。それが前作。今回は、そんなみほちゃんに親切にしようとしても逆にいじめっ子だと思われてしまう、実はとっても元気でいい子なますだくんのお話。こっちの方が断然面白くて何故か切なくて、ちょっと泣けてきたよ。

みほちゃんは苦手が多くて消極的。対するにますだくんは、元気でなんでもできて、自分の信じることはまっすぐに突き進むタイプ。いいなぁこういう子。だけど元気のないみほちゃんや理解のない子やちゃんと見てない先生たちには、いじめっ子に見えちゃうのか。

ますだくん、きょうだいがいっぱいなところもミソだね。明るく楽しい家庭育ち。みほちゃんはひとりっこだから、人に干渉されるって免疫がないのかな。いろいろと考えさせられるお話です。

著者プロフィール

『となりのせきのますだくん』で絵本にっぽん大賞、講談社出版文化賞絵本賞、『すみっこのおばけ』で日本絵本賞読者賞、けんぶち絵本の里大賞、『おかあさん、げんきですか。』で日本絵本賞大賞を受賞。NHKの子ども向け番組のキャラクターなども手がける。

「2023年 『どんぐりとやまねこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」