戦士の誓い―エル・シオン〈2〉 (P‐club)

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著者 : 香月日輪
制作 : 天下 泰平 
  • ポプラ社 (1999年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591062265

戦士の誓い―エル・シオン〈2〉 (P‐club)の感想・レビュー・書評

  • 皇帝ドオブレを倒すため、魔神フップとともに旅に出たバルキスが、途中で「マグダレの狼」というレジスタンス集団と出会う話。この巻では、下町の少年アーチェとの交流が軸になっている。アーチェとバルキスたちの友情は泣かせます。
    「狼」たち、格好いいですな。強いだけでなく、さまざまな人種、妖精族や獣人などの〈異種(アルトロ)〉が混じった部隊だというのがいい。バルキス、少々食われ気味。
    あと悪役が骨の髄まで悪いやつ、というのもエンタメの王道です。

  • 「終わりのなりものなんてないんだよ、バルキス」
    「海も、空も、大地も、いつかはなくなる、神さまだって、力をなくして消えるときがくるんだ。それは、一日で咲いて散ってしまう花とおなじ。一日か千年かのちがいはあっても、命の価値はかわらないんだ。死をなげいてはいけないよ。死は、生とおなじ輪の上をまわる兄弟だ。つぎの命への入り口なんだ。アーチェの魂は、死という入り口をくぐって、つぎの人生へうつっていったんだよ」

    内容紹介です。

    怪盗シモルグ・アンカ(神聖鳥)と魔王フップは、帝国ヴォワザンに戦いをいどむべく旅立った。
    やがて二人が出会ったのは、やはり帝国とたたかいつづけるゲリラ集団「マグダレの狼」だった。戦士たちが集うとき、運命のドラマがうごきはじめる!

    上記の台詞は魔王フップの言葉なんですが、さっすが何百年(何千年?)も生きている人外の存在は違います。
    見た目や中身が子供でも、こんな台詞は生と死を知っていないと、見たことがないと言えないですよね。
    いや、云いたいとも思いませんが。

    今回、主役のバルキスがもう一人の英雄に出会い、そして少年との哀しい別れを経験して、改めて己の進むべき道を見定める。って感じの話なんですが…。
    いや、まさかこうくるとは。
    ご都合主義ではあるものの、こういう哀しい運命を背負う人間がひょっと出てくるのも、香月世界ならでは、なのかもしれません。
    いや、本当びっくりした。

    ただ、最後はいただけませんが。
    おいおいおいおいおい。それはいくらなんでも酷過ぎるだろう!って突っ込みたくなる展開です。

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