- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591062463
感想・レビュー・書評
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シリーズ4作目。ルパンというよりイジドールが主人公って感じ。愛は人を変える。ホームズは原作とは関係ありません。
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ホームズにその役をさせてしまうのか…。
原作では名前変えてるから、もう気を使う必要もないってことなんだな。
今回、ホームズさんもガニマールさんも、道化役というか、賑やかしというか…二人でアフリカ旅行は流石にまぬけじゃない?と思うけど…。
最後の最後でそんな役回りとはなあ。 -
数字や記号の暗号を解き明かすお話です。
高校生名探偵、イジドールが、その暗号を解いて、ルパンの基地を探し出すことが出来た。
ルパンが逃げた後、その基地はフランスの武器などを入れる倉庫になります。
数字と暗号を解くイジドールがすごかったです。 -
<My Blogより引用>
小学生の高学年のときに、図書館の児童コーナーでちょっと大人ぶって読んでいた大好きな「ポプラ社」の「アルセーヌルパン」全集。 -
ルパン好き。シリーズではこれと、『ピラミッドの秘密』が良いかなぁ。
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先日来、小学生の頃にどハマりしたポプラ社の怪盗ルパンシリーズを新版で読んでいる。この「奇巌城」は旧シリーズでは第1巻だったはず。つまり代表作と目されたものといってもいいと思うんだけど、わりと粗さが感じられる。しかも、イジドール少年が主人公でルパンやさらにはホームズまでもが引き立て役に回っているよう。それでいながら、最後にはルパンの愛した妻がホームズに命を奪われてしまうという惨事まで描かれる。さらにエトルタの白い奇岩を城に見立てるというロマンもありのてんこ盛り状態だった。でも、前述のようにいまいち引き込まれず。
幼い頃は夢中になったこのシリーズだけど、再読し始めて以来、こういう消化不良な感じをたびたび受けていて、やっぱり児童向けを読むには年をとりすぎてしまったのかな。 -
12c 軍事施設だった建物を1528年フランソワ1世が宮殿にした。この際、フランソワはイタリアから様々な芸術家を招き、レオナルド・ダ・ヴィンチも招待された話は有名。
→フランス革命の結果、国王、王家が収集し、一部の特権階級しか見れなかった作品が一般公開されるようになったのがルーブル美術館だった。
→ナポレオン時代、ルーブル美術館はナポレオン美術館になり、ナポレオンはヨーロッパじゅうの傑作をルーブル美術館に集めた。
→1815年ナポレオン時代が終わり、ブルボン朝の王政に戻ると、各国から奪った美術作品をもとの国に返すことになる
以上がフランスにおける歴史的事実であるが、『奇巌城』においてアルセーヌ・ルパンがやったことは当時のナポレオンと同じことである。大怪盗ルパンは国内外問わずお宝を盗むイメージだが、そんな彼からでさえ祖国がフランスであるというナショナリズムを感じる。
作者モーリス・ルブランが生きた時代、フランスのルーブル美術館よりもイギリスのナショナルギャラリー(市民の寄付によって成り立っていた)の方が世界的には注目されていた。美術作品においてもフランスVS.イギリスというライバル関係があり、ルパンVS.ホームズ(エルロック・ショルメ)の構造とも合っている -
最後とっても・・・・。