- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591068939
作品紹介・あらすじ
ようこそ、カフェ・かもめ亭へ。えっ、すてきなお店?まあ、ありがとうございます。船の汽笛や、海からの風が窓をゆらすかすかな音をききながら、わたしはこのカウンターで、いつも、お客さまに飲み物を出し、お話のお相手をしているのです。海辺の街にあるこの店は、七十年近くも昔から現在まで、さまざまなお客さまをお迎えしてきました。お客さまの中には、きいていて涙のこぼれるような話や、信じられないような、ふしぎな話をしてくださる方もあるんですよ。そう、たとえば…。
感想・レビュー・書評
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初めてこの本に出会ったのは小学生の頃ですが、今でも一つ一つのお話を覚えています。それほど印象的で、わたしの価値観を形作ったお話。悲しみや切なさもあるのに、どこかやさしさを感じてしまうのは、やはり村山先生だからだと思います。いつまでも、大好きです。
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副題の通り、魔法の物語でした。
景色や情景の浮かぶ文章。
ファンタジックなお話し。
吸血鬼と呼ばれる少女、人魚、魔法使い、前世のお話し。
そんな不思議なお話しはカフェにやってくるお客さんから聞いた話。
それぞれのお客さんが頼むドリンクもなんか、印象的です。 -
☆が足りない・・・。この本は本当におすすめ。児童文学(だと思う)ですが、大人でも十分楽しめるし、大人だからこそ読むべきかもしれない。昔から大好きな本で、いつも図書館で借りて読みますが、この本は児童書の部屋にあります。最近はめっきり児童書の方に行かなくなってしまったのですが、「チョコレートアンダーグラウンド」が児童書の部屋にあったのがきっかけで、児童書にも面白いものがある!と気づき最近また行くようになりました。そんな中で久しぶりに読みたいなー、と思ってもう何度目になるのかわからないけど借りました。主人公はカフェのマスターをしている女性。そのカフェには様々なお客さんがやってきて、マスターに話をしてくれます。私が好きなのは水仙姫のお話と砂漠の青い花のお話。砂漠の青い花のお話は花を咲かせるための行動が痛々しいですが、物語全体の雰囲気や結末も悲しくはないので好きです。水仙姫はとてもかわいらしいお話で、これもハッピーエンドなので気に入ってます。逆に苦手なのは鏡の中の少女のお話。これはいつ読んでも駄目です。つらくて可哀想で今もきちんとは読めないです。他にも素敵なお話が何篇か入っていて、本当に好きな本です。その割に手元にないのはどうなんだろう、とこの間借りたときに思ったので、近々手に入れたいと考えています。出来れば続編出してほしいなぁ・・・。
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「☆が足りない・・・」
ほ~それはそれは、「コンビニたそがれ堂」が結構好きなので読んでみたくなりました!
「☆が足りない・・・」
ほ~それはそれは、「コンビニたそがれ堂」が結構好きなので読んでみたくなりました!
2012/03/30
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桜風堂がとても好きになったので、この作家さんの未読のものもたくさん読んでみたいと思いました。
曾祖父の代からの喫茶店を受け継いだ女性がそこに来る人達を迎え、色々なお話を聞かせてもらうお話です。
不思議なもの、もの悲しくなるものありました。
猫がいるのでねこしまさんのお話が1番感情移入してしまいました。 -
心が温まるおとぎ話みたいな感じで、面白かった。あたりも優しく、他の本も読みたいなと思いました。
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キラキラしててかわいいお話ばかり。
挿絵にうっとり。
疲れた時に読もう。 -
読んだのは中学生のとき、だったと思う
中の文字の字体が独特だった気がします -
一つ一つは短いが、泣いたり笑ったりできる不思議なお話がぎゅっと詰まっている。かもめ食堂…