けんかのきもち (からだとこころのえほん 2)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 993
感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591070444

感想・レビュー・書評

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  • 親友とけんかした。

    けんかした主人公・たいの表情から、「けんかのきもち」を想像してみる本。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    「ぼくは たい。」(3ページ)という主人公の名前から始まるのですが、そのページにはクッキングをする大勢の子どもたちが描かれていて、どの子が“たい”なのかわかりません。

    さらに同じページで、たいの大親友・こうたも紹介されていますが、こちらも絵からはどの子がこうたなのかわかりませんでした。

    次のページでは、主人公・たいと親友のこうたの取っ組み合いがいきなり描かれます。
    しかし、冒頭ページでたいとこうたの姿を認識しないまま、取っ組み合いのページへとつながってしまうので、やはり組み合っているどちらの男の子がたい?こうた?となってしまい、もったいないなと思いました。

    ただ、「けんかのきもち」は、よく伝わる本です。

    悔しさ、泣きたい気持ち、返事なんかしたくない、なんでだよという苛立ち…
    シンプルな言葉とともに、たいの表情が大きく描かれていていて、文と絵から「悔しさ」「泣きたい気持ち」を読み手なりに想像するとこができます。
    悔しさを細かく言葉で説明するのではなく、たいの表情から読みとって想像してみよう!という絵本なのだな、と思いました。

    絵も小学生が描くような素朴な力強い絵画のようで、息子がもう少し小さいころに描いていた絵を思い出しました。

  • けんかに注目して聞いていました。主人公はどっち?と最初わからず聞いてきました。

  • 子どもの気持ちがよく表されています

  • この絵本を読むと餃子を食べたくなります。

  • けんかは、片方がやめたくなったときにやめる。
    なかなかできないけれど、大事なこと。

  • 絵がいい。中学年くらいが一番気持ちに添うでしょうか。

  • 素直でまっすぐな気持ち。次は勝つと良いね。

  • 「なんでケンカになったんだよ、それがわかんないっの!」「ケンカのきもちが終わったって言うのに、今度ってなに?」(S7)

    この半年、ケンカが多かった子供に読ませてみようと借りてくる。絵がダイナミックで、男の子の気持ちが良くわかる絵本。
    ただ、喧嘩両成敗という気持ちもあり、ケンカの原因もわからないんだけど、なんで彼ばかりが謝られているんだろう。彼も「ごめんね」は言うべきなのでは?子供には「ごめんね」を言わせたくて、なんとなく未消化なまま返却する。

  • けんかしたときの気持ちがよく伝わってきます。こんなふうに少しずつ、強くなっていくんだなってしみじみ思ったりもしました。

  • 主人公は友達とけんかをしても、暖かく見守ってくれるたくさんの人がいた。最後にはけんかした友達が謝ってきた。あたたかい雰囲気がした絵本。

著者プロフィール

1948年、東京生まれ。私立幼稚園に5年間勤務し、多様な教育方法に迷って退職。OLを経験するも子どもの魅力から離れられず、別の私立幼稚園に5年間勤務。1982年、“子どもの心に添う”を基本姿勢とした「りんごの木」を発足。保育のかたわら、講演、執筆、絵本作りと様々な子どもの分野で活躍中。テレビ、ラジオなどのメディアにも出演。子どもたちが生み出すさまざまなドラマをおとなに伝えながら、“子どもとおとなの気持ちのいい関係づくり”を目ざしている。

「2022年 『保育のお悩みに愛子先生流アドバイス それってホントに子どものため?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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