崖の国物語 3 (ポプラ・ウイング・ブックス 7)

  • ポプラ社
3.66
  • (12)
  • (16)
  • (25)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 147
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (531ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591072042

作品紹介・あらすじ

飛空船エッジダンサー号で船出したトウィッグは、シュゴ鳥に導かれ、前人未到の虚空へと向かう。「大いなる嵐」の中心で、父・雲のオオカミから崖の国の命運にかかわる重大な任務を与えられたトウィッグだが、嵐の爆発で崖の地に墜落し、虚空での記憶を失ってしまう。行方不明の乗組員を捜しだし、記憶をとりもどさなければ!岩の塔だけが育つ岩の園、驚くべき事実を秘めた飛空船、異様でおぞましいオオモズ奴隷市場、そして深森のむこうに待ちうける未知の土地-崖の国の宿命に命がけで立ち向かうトウィッグが、旅の果てに下す、究極の決断とは…?奇想天外な異界・崖の国を舞台に繰り広げられるトウィッグの冒険、感動の完結篇。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 崖の国に訪れる危険を知らせるはずが
    肝心のトゥイッグはその記憶を失ってしまいます。

    そして離れ離れになった仲間たちを
    探すトゥイッグ。
    彼を一番慕い、想っていた仲間と
    あったとき、すべての記憶が合致するのです。

    一応トゥイッグは出てきますが
    メインなのは地上の世界を嫌って
    サンタフラクスにきたカウルクエイプでしょう。
    おそらく、誰かの昔の姿と
    重なるはずです。

    さまざまな人の出会い、別れ。
    そして故郷への久しぶりの帰還。
    児童文学ながらもこちらを飽きさせませんし
    イラストの多さも魅力です。

  • 再読。前巻に続きこの巻も面白く夢中で読めた。今回は崖の国の上空にある空に浮かぶ石の上に作られた神聖都市サンクタフラクスが舞台。若き空賊船長となったトウィッグと共に活躍するのがサンクタフラクスの下級見習いカウルクェイプだが、元々臆病な彼もトウィッグの勇気と正義感に徐々に影響されていく。はぐれてしまった仲間を必ず探し出すと決意するトウィッグ。そのために恐れをものともせずに立ち向かっていく姿勢に、「絶対に守る」が信条のシュワルツェネッガー的なものを感じた。孤独に涙する少年から、それほどに強い人間へと成長したトウィッグに感嘆。トウィッグがカッコいいのは、自分の私利私欲など全くないから。この本は是非大人にも読んで欲しい1冊。

  • 主人公トヴィック編最終章(らしい)です。

    父親と再会し重大なメッセージを受け取ったにも関わらず、嵐の中で記憶を失い、仲間とバラバラになってしまいます。

    奇跡的に生き残ったトヴィックは、仲間と記憶を取り戻す旅に出ます。

    ファンタジーだけど魔法は一切出てこない。

    ひとくせもふたくせもある登場人物たち。

    見目麗しいヒーローは出てこないけど、土臭い世界が妙にリアルでひきこまれてしまいます。


    ☆最も印象に残った場面

    命の源で怪我だらけのトヴィックがふと顔を上げるとそこには・・

  • 夢中になって一日で読んでしまった。
    ラスト、カウルクエイプの気持ちが分かる。
    私ももっと冒険したい…。
    楽しかった!
    今までに出てきた生き物、植物、危険、種族や現象…ちゃんとまた出てきて上手い具合に物語に溶け込んでいた。
    前にさらっと出てきた打ち上げの刑が、こんな形で使われるとは。

  • おもしろい(^ー^)なんで今まで気になっていた本だったのに読んでいなかったんだろう。物語の世界にどんどん引き込まれる感じ。そんな本ってなかなか出会えないんですよね(^з^)-☆

    この3巻でトウィッグの冒険はひとまず終了。

    でも、まだまだ『崖の国物語』は続くので読みたいと思います。

    物語も素敵だが、挿し絵がまた素敵☆
    分厚い本だけど、挿し絵が多く、とても読みやすかった(^○^)

  • 図書館で借りました。

     児童書。ファンタジー。異世界。
     これにて、一応完結。
     父親を捜して大嵐の中に入ったトウィッグ。
     父は嵐と同化して消えてしまい、彼もまた記憶を失う。大切な使命をも。
     彼はばらばらになった仲間と記憶を求めて旅立つ。

     いろんなものを失い、それでも彼は若き船長として成長を遂げる。
     そしてたくさんのコネを持つ。神聖都市の最高学位。新しい船。新しい乗組員。
     ウッドトロル。
     試練を越えたトウィッグの目の前には新しい、新生された世界が広がる。
     
     一気に読める。面白い。人物絵はあまり好きなタイプの絵ではないけれど、化け物とかトロルとかがすごくいい。
     次の章も読むつもり。   

  • これで一区切りかな?
    主人公が本当に成長していったのが分かる!!

  • 行方不明になった父を探すため、新しい船と新しい仲間とともに旅立つトゥウィック。頼りない子供だった彼が父の遺志を継ぐ立派な大人に成長する様子にどんどん引き込まれました。

  • トウィッグが格好良いvvv<br>
    仲間達もとても素敵。

  • すーっごい面白かった!
    大好きです・・・世界観も、何もかも。

全10件中 1 - 10件を表示

ポール・スチュワートの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ラルフ・イーザウ
ダイアナ・ウィン...
ジョナサン・スト...
ラルフ・イーザウ
ラルフ イーザウ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×