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- / ISBN・EAN: 9784591072066
感想・レビュー・書評
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雑誌「コミックFantasy」に連載されていた紺野キタの"ひみつの階段"の第1巻です。古い女子校の寄宿舎を舞台にしたちょっと不思議なお話が詰まった作品です。誰か1人の特定の主人公がいるわけではないですが、寄宿舎の住人たちの時を越えた群像劇として、とても面白いです。一つ一つが甘かったり、ちょっぴりビターだったりとお菓子みたいです。本作も20年近く前の作品になってしまいましたが、作品のもつ煌めきはいまだに衰えていません。今は、こういった作品を生み出すのは難しいだろうな。
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POPLARコミックスAzone(1)
ひみつの階段(1)
ひみつの階段 ・・・・・・3
印度の花嫁 ・・・・・・29
春の珍客 ・・・・・・53
物語をきかせて ・・・・・・77
日曜日 ・・・・・・101
Diary~ダイアリー~ ・・・・・・117
See You ・・・・・・168
あとがき ・・・・・・177
***********************
POPLARコミックスAzone(5)
ひみつの階段(2)
ねこの星座 ・・・・・・3
四月天使 ・・・・・・29
魔法の庭 ・・・・・・55
冒険はおわらない ・・・・・・81
本日休館 ・・・・・・105
パズル ・・・・・・129
遠い約束 ・・・・・・161
あとがき ・・・・・・177
************************
ひみつのドミトリー
○もくじ
《ひみつのドミトリー・シリーズ》
乙女は祈る ・・・・・・3
GIFT ・・・・・・27
わかれ道 ・・・・・・51
華胥の国に遊び ・・・・・・75
《傑作読み切り》
森をぬける道 ・・・・・・97
Exile ・・・・・・129
夢売り ・・・・・・161
あとがき ・・・・・・177
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書籍版ピアニッシモコミックス(14)
(P14)ひみつの階段(1)
○もくじ
ひみつの階段 ・・・・・・3
印度の花嫁 ・・・・・・31
春の珍客 ・・・・・・57
ねこの星座 ・・・・・・81
物語をきかせて ・・・・・・107
四月天使 ・・・・・・133
日曜日 ・・・・・・159
Diary ~ダイアリー~ ・・・・・・177
学園祭にいこう ・・・・・・229
もうひとつの学園祭にいこう ・・・・・・252
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書籍版ピアニッシモコミックス(15)
(P15)ひみつの階段(2)
○もくじ
魔法の庭 ・・・・・・3
冒険はおわらない ・・・・・・31
本日休館 ・・・・・・57
乙女は祈る ・・・・・・81
GIFT ・・・・・・107
わかれ道 ・・・・・・133
華胥の国に遊び ・・・・・・157
MAZE 迷路 ・・・・・・179
See You ・・・・・・196
パズル ・・・・・・207
遠い約束 ・・・・・・239
あとがき ・・・・・・255 -
さみしがってる誰かに
やさしい手が頭をなでてくれる
そうしてわたしの心は
どんどん明るくあたたかく
元気になってゆく
小学生の頃に図書室で読んで作品名を思い出せずにいたけど、数年前にネットで偶然巡り会い即購入した作品。女子校の寄宿舎が舞台。 -
女子高の閉じ込められた振り替えれば愛おしい日常の一つ一つ。
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全2巻。古い女子校とその寄宿舎での、少女達のちょっと不思議な生活を描いた作品です。それぞれ読み切りの短編の連作となっています。
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書店で博打買いして当たった一冊。
百合ではない、中高一貫の寄宿制女子校のお話。大人の女性が読んで、ノスタルジーに浸る為の少女漫画だと思います。 -
すこしふしぎ、な寄宿舎生活。
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寄宿舎もある女子校が舞台。
またかい?と思われるでしょうが、いや、それぞれ違うんだって。
だって、ほら寮じゃなくて、寄宿舎。
それだけで、既にロマンティックじゃありませんか。
この作品は少しファンタジックな設定なのが、とても気に入っている。
描き込みすぎない、ほやほやとした絵柄も、話の雰囲気に合っている。(『おにいさまへ』と比べてみよう)
寄宿舎に住みつく幽霊は、登場人物と同じ多感な年頃の少女。
不思議な気分にはなっても、怖くない。
恨みを残して執着しているわけではない、ここで暮らした日々があんまり楽しかったから、離れられないだけだから。
『小公女』『星の王子様』、真夜中のお茶会、などなど、心のツボをついてくるキーワードが次々と。
こんな寄宿舎で少女時代をおくりたかった、という人に、素敵な疑似体験をさせてくれる。 -
この本に子どもの頃に出会えていたら、全寮制の学校に行きたくなったかも知れません。
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ひみつの階段シリーズ。中高一貫で寄宿舎がある女子校が舞台。
大人になりかけの、少女期特有のあの感じ。通り過ぎてしまったあの頃へのノスタルジィ。
心の中に深い藍色の闇を抱きながらも、きらきらとまばゆいくらいに輝いていた短すぎる少女の頃。
ユメやアコガレやキボウを胸に抱きつつ、でも少しずつ見え始めたゲンジツとのジレンマに苦しむあの頃に、こんな風に誰かに言ってもらえたらいいな、と思えるコトバがある。15歳の頃の私の思ってたこととそっくり。
不安を抱えた少女たちに、この本はとても優しい。
時にはけっこう残酷な現実も描いていたりするけれど。
でもだからこそ安っぽくならないんだと思う。
物語の中でけっこう時間軸の中をあっちこっち行ったり来たりもするし、大人になってから少女期を振り返るような話もあって、そっちは現役の少女よりも、大人になってしまったかつての少女・・・いや、まだ今も完全に抜け出せずに少女の気持ちを引きずったままの私みたいな人にとって、すごく救われる話だと思う。
あの頃の気持ちを思い起こさせてくれるだけじゃなく、今を生きる勇気もくれる。
『ジタバタしながら みんな自分だけの冒険を探してる
はやく はやく 時間がなくなってしまう前にってね
冒険(ゆめ)に時間切れなんてないのにね』
『いーんじゃない? オアシスはあった方が
しんどい時は無理しないで 潔く逃げちゃえ
疲れた時に ひとすくいのきれいな水を飲みに行くんだよ
そこで疲れを癒して また明日へと立ち向かうのさ』