ウィリーの絵 (ポプラせかいの絵本 12)

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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784591073834

感想・レビュー・書評

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  • <ウィリ->は、絵を描くのが大好きなチンパンジ-です。ウィリ-の絵のなかには、世界の有名な画家たちの絵が隠されています。 ダ・ヴィンンチの「モナリザ」、ミレ-の「落ち穂拾い」、ボッティチェリの「ヴィ-ナスの誕生」、ゴッホの「ひまわり」など、見れば見るほど不思議な絵の中に迷い込む、遊びごごろ満点の綺麗な大版絵本です。

  • 幼い頃から美術館には不思議な魅力を感じていた。
    休日は一日中布団の中で過ごしたい性分だが、美術館に収蔵された絵画の数々によって、私はいとも簡単に玄関の外に連れ出される。この本は絵画の持つ魅力に目を見開かせた。

    日本にいては直接見ることができない名画の魅力をパロディ形式で描く面白さ。ウィリー君はゴリラなので、元ネタの絵画で描かれる人間は全てゴリラに置換されている。でも決してその絵画に対するリスペクトは忘れていない。そこがとても良い。

    優れた絵本は子どもを対象にしながら、子どもを大人として扱う。好きな絵本はたいていこの条件を満たしているし、その根底にあるのは対象へのリスペクトのように思う。大人向けの小説にしろ、評論にしろ、それは通底するものだと感じる。これからブクログ上でたくさん紹介したい本はあるが、この絵本はその"keynote address" に相応しい一冊だ。

  • 絵本の原画展をメインに絵を観に行くようになってるけれど、美術鑑賞の心って実はあまり持ち合わせてないんだなぁって省みることがある。絵本の原画だと、物語のテーマや伝えようとしていることが割と明確なんだけど、作家の背景や想いを知らない絵から感じとることや、ましてウィリーのように想像力をかきたてるなんて…。出来たらもっと楽しいのになぁ。ボキャブラリーも少なく、可愛い、綺麗、すっごーい、うまい!そんなレベルな自分が恥ずかしい。
    アンソニーブラウン展でひきつけられたこの絵本。名作パロディ集。表紙は自画像を描くウィリーことアンソニーブラウン?1作ごとにコミカルな作品に変わっていて、絵を楽しむ心を教えてもらえるよう。
    なので美術館で販売してたら欲しかったんだけど、絵はがきしかなかった。小学生の時にみたミレーの落ち葉拾いが懐かしく購入。落ち葉拾う代わりに何かを描いてます。巻末の本物と比べられるよ。

  • 【ウィリー】シリーズ。今回、ウィリーは名画のパロディを描く。どの絵に何が隠れているか?答えのない探し遊びは少々高度だが、小学生以降なら楽しめる。

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