絵描きの植田さん

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  • ポプラ社 (2003年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591078525

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絵描きの植田さんの感想・レビュー・書評

  • 不慮の事故によって、恋人と聴覚を失った絵描きの植田さん。それ以来心を閉ざす毎日。そんな植田さんの住む高原の小さな村にある日引越してきた母と娘。いつも明るく天真爛漫な娘のメリの素直な心に植田さんの心も次第にほぐされていく。しかしメリが吹雪の雪の夜に森で遭難し、病院に運び込まれてしまう事態が…。夢を見るような切ない物語と共に、音のない真っ白な冬山を描いた植田真さんの絵がホントに綺麗で、その儚くてあたたかい世界観にどっぷりハマってしまいました。メリを筆頭に、昔スケート選手だった定食屋のおばちゃんや不器用なトラック運転手のオシダさんなど、村の住人たちがみな暖かくて、植田さんの固く閉ざした心が溶かされていくと同時に、自分自身もあたたかい愛に触れたような、心地いい感覚の中で自然と涙していました。冬の寒い夜、気分だけでもほっこり、あったまるこになってみませんか?

  • 絵描きの植田さんのおとなりに親子が引っ越してきました。トナカイの毛皮を着た女の子の名はメリ。天真爛漫なメリは、植田さんに次々に紙に書いて質問をします。耳が遠く、マイペースに絵の仕事をしていた植田さんの心も晴れ晴れとします。そんなある日、メリが吹雪の森で遭難して・・・。

  • こんな素晴らしい世界に生きててしあわせ*

    全体的に 白い情景なのに、色が優しく浮かぶ浮かぶ*

    春になって、いろんなものが溶けてくといいね*

  • 静かであったかいお話。雪の日に読むのにぴったりでした。植田真さんの挿絵もすごく素敵です。

  • 絵描きの植田さんは、二年前、並はずれて器用な一匹のねずみのせいで、耳がほとんどきこえなくなった。

  • 植田さんのはなしとてもよかった!
    雪国いきたいな

  • 絵描きの植田さんの住む村に、ある日、母娘が引っ越してきました。娘メリの天真爛漫な明るさに、植田さんも心がほぐれます。そんなメリが、吹雪の夜森で遭難し、病院に運び込まれ…。植田真の絵が彩る、奇跡みたいな物語。

    少ない言葉で多くを語っている一冊。
    村の人々の温かさが愛おしい。

  • 2004年11月13日読了。

  • 絵がかわいい。もちろんいしいさんのお話も。こういう絵が似合う絵本みたいなお話かけるいしいさんはやっぱ好き。



    ねえ、みんな!いままで知っていた?
    考えたことがあった?
    私たち、こんなすばらしい世界に住んでるのよ!

  • 静謐さと純粋さに心が解けて癒されていくような、優しい物語でした。

  • のまれるような白の中に、たくさんの色がぽつぽつ浮かぶ、すてきな本でした。絵が描きたくなった。

  • 私たち、こんなすばらしい世界に住んでるのよ!

    メリが口にするセリフです。いしいさんの本に書かれてるとほんとにそんな気がしてきます。
    植田さんのシンプルだけど繊細であたたかみのある絵もすてきです。

  • とてもとても良かったです。
    涙が出ます。

    是非!オススメ!

    自分もまた、繰り返し、ジックリ読みたい。
    文庫版を買っておこうと思います。

  • しんとしてあったかい。

  • 「大人の本」カテゴリに入れたのだけど、どうなのでしょうね。わたしが読んだのは、高校の頃。この本の挿絵で、植田真さんを知った。
    しんと静かな音のないお話、なのに、音に満ちあふれているようにも感じる。色彩鮮やかなのは、きっと確実。「麦ふみクーツェ」や「プラネタリウムのふたご」で感じた、ある種猛り狂っているようにも思えた奔放さが、静かな世界観にすい込まれてしまっている...かと思いきや、そうではないのだろうな。内側に、奥底にしっかりと存在していて、ただ、なりを潜めているだけ。植田さんの内にも、もしかしたらそんな想いが眠っているんだろうか。
    メリと植田さんの会話の丁寧さが、好き。

  • かぎかっこが無いのが印象的。
    最後、植田さんとオシダさんが両想いで良かった。

  • この人の話はほんわかだなぁ

  •  いしいしんじ。雪。あ、挿画の人が、植田さんなのか。と最後に気がつきました。装丁も、白に、文字が銀色で、雪の世界だ。挿画は途中途中ではさまれているのではなく、最後のほうにどばーっと連続して載っています。これがもう素敵ったらない。うわおおお。

  • 絵描きの植田さんの住む村に、ある日、母娘が引っ越してきました。娘メリの天真爛漫な明るさに、植田さんも心がほぐれます。そんなメリが、吹雪の夜森で遭難し、病院に運び込まれ…。植田真の絵が彩る、奇跡みたいな物語。

  • 生命力と心の響き

  • 図書館で借りてきました。すごく良かったです。
    主人公の植田さんもそのまわりの人たちも。
    私は田舎が苦手なのですが、その田舎の私が嫌いな空気というか雰囲気というかを漂わせず、けれどいい感じに田舎で気に入りました。
    悲しい出来事も起こらず、落胆することもなかったのですらすら読めました。
    最後はどきどきはらはらで、最悪の結末も考えましたが、ハッピーエンドで本当にほっとした(笑)
    文章の静けさに雪国(じゃなくても雪が降ったとき)の静けさを感じて冬が恋しくなりました。
    スケート選手なんて現実にはそうそういるはずないのに、なぜそう簡単に物語りに溶け込んでいて、私自身もそれを受け入れられたのでしょうか。
    いしいさんの本はそういう現実とファンタジー(と言ってしまっていいのかな)の融合が面白いです。
    プラネタリウムの双子では少し不協和音を感じたものの、今回はそういうのは一切なく、本当にすんなり受け入れられました。
    雪崩にあったときの話は忘れないでおこうと思いました(笑)いつか役に立つ日がくるかもしれない・・

  • 他のいしい作品は、地球以外のどこかの星で営まれている生活で、ひょっとしたらそこの人たちは地球人とは血の色が違うのかもしれないなぁと(差別的な意味はなく、個性的な意味でね)思うようなことも多々あるのだけど、この作品の登場人物は、私たち地球人と同じあかい血が流れてるなぁと思った。
    わけわからないね。失礼。


    イラストも素晴らしいし、お話も誰かと手をつないでるような安心感があって、素敵。

  •  文庫版で読んでしまった。単行本で読む(見る)べき。

  • ずっと手許に置いておきたい本です。

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