鉢かづき (日本の物語絵本)

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制作 : 狩野 富貴子 
  • ポプラ社 (2004年1月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591079843

鉢かづき (日本の物語絵本)の感想・レビュー・書評

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  • 古典『御伽草子』のひとつを絵本化。亡くなる直前に、実母から観音さまへの祈りを込めた大きな鉢を被る姫の物語。「河内の国の交野」ということは、大阪府交野市が舞台なのかな。表紙が良いなと思ったものの、なかなか読む機会がなく。期待通り作中の絵も好みでした。文中には所々歌があるため、読み聞かせするのは大変そうだが、文も美しくて好き。両親に反対されても愛しい姫とそばに居続ける宰相どの、姫の美貌と才能と優しい心を活かした展開、しかも最後は別れた父と再会し和解、ものすごいハッピーエンド。こういうの好きです。

  • 図書館。瓜子姫と並ぶ恐怖の昔話、鉢かぶり。(あとは安寿と厨子王) あまんきみこさんのうつくしい文章による再話。挿絵もうつくしい。

    鉢が頭にくっついて取れなくなる、というのも怖かったな。当然髪も何年も洗えない。怖い。巨大な鉢を、かぶったままの生活、お姫さま育ちから一転の労働。夜はどうやって寝るのか。

    昔話では兄弟がいたら必ず末っ子が賢くて性格もいいんだよね…なんでだろう。

  • プリンセスより、やっぱり「姫」
    優しくて綺麗な絵が素敵さに拍車をかける

  • 福音館書店「こどものとも 2010年2月号」
    長谷川摂子再話 中井智子絵
    のものを読みました。登録できなかったので、便宜上これを選びます。

    はちかづきひめは初めて読みました。
    世界各国に古来からある童話の要素がてんこもりの作品。
    神さまに祈った後の受胎、継母、川に流される、奇形の子ども、王子さまが現れ、真実の愛に目ざめたときに呪いは解け、幸せになるというもの。
    はちかづきが見せ物になる場面は、「オペラ座の怪人」を思い起こさせます。そこで見せ物になっていることを怒った継母(この作品では「ままおっかさん」!)が占い師の格好(!)をして、「その子は鬼の子どもだ」と言いつけに行くところは、白雪姫だし。

    こういう童話は、話がシンプルな分、起承転結のつかみにもってこい。
    やっぱり、転が何回もあるのね。それが物語なんだなー。
    捨てられてさまよう→漁師に拾われて見せ物になる→継母が鬼の子どもだと言いつけに来て漁師にも捨てられる→とのさまの目にとまりお屋敷へ上がる→下働きをするうちに一番下の息子(これまた定番!)に見初められる→求婚をするが試練が与えられる。
    ドラマだね、葛藤だね。お話っていかに「転」をおもしろくさせるかだね!

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鉢かづき (日本の物語絵本)の作品紹介

大きな鉢をかぶせられたむすめは、父にもすてられ、さまよっているところを中将どのにすくわれた。…『御伽草子』に描かれた日本のシンデレラ物語。

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