愛を想う

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  • ポプラ社 (2004年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (101ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591082706

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愛を想うの感想・レビュー・書評

  • シンプルだけど深い。読んでいるとその光景がふわっと浮かんできて好き。

    家族とは修羅でしかない日々ありて軟部に石鹸こすりつけてた 29ページ
    問うなかれ疑うなかれ立ちつくす鳥居のように腕をひろげて 54ページ

  • 書籍は絶版になっているようで「こんな素晴らしい本が、ありえない!」と思わず憤慨してしまいましたが、kindle版があるとしってほっとしました。

    短歌も、イラストも、素晴らしい!

    こんなに透明感溢れていてこんなにも大人の心情を描けるだなんて、なんという素晴らしい作家さんだろう、東直子さん、、、とうっとりしてしまった。

    結構、たわいのない(高校時代のおしゃべりのような)シーンが描かれていたりするのですが、それも、彼女の手にかかると、なんともあまずっぱく、それでいて、確かで、しばし、その世界に浸っていたくなる。

    怠惰なる少女じわじわ涙する「たましいなんて欲しくなかった」

    例えばそんな作品にふくまれた、なんという濃密な情景よ。
    彼女の眼差しを羨ましく感じた。

    是非、読んでほしい。そんな一冊です。

  • 中央線、東西線に南北線、どこへもゆけてどこへもゆかず

  • ハルニレのあの丘にきてふりかえる犬はどんなにさびしいだろう
    あかいあかいゆうひのなかにだめになりそうなあなたがいそう、いそうだ
    走りすぎて痛かった胸なぐさめる目をあけたまま空を消したい
    ここで泣いた。思いだした。生きていた。小さな黒い虫になってた。
    -愛についての切れ切れの想いを女性歌人とイラストレーターが
    形にしました。

  • 歌集、というものを初めて買って、だから手の中でもてあましている。
    読む、だけならすぐに読み終わる。短歌だし。けれど、その言葉と思いを、どう受け止めればいいのか、自分の姿勢をどうすればいいのか、わかるようでわからずに、はからずもうろたえている。
    きっと仕事の合間にあわただしく読むようなものではなく、ゆっくりとお茶を飲んで深呼吸してからページを開くものなのだろうな。
    せっかく買ったので、いつも手の届くところにおいて、読んでいこうと思う。
    絵が、絵に描かれている女性が、強い視線を持っているようで、なおさら甘えて読めない気分になった。

  • うーん?
    私には、いまいちピンとこなかったな。
    奥が深いのか、価値観とズレているのか。
    いずれとも、わからない。

    でも、短歌はいいなぁ。(最近の個人的ムーブメント)

  • ほかで目にした歌たちと比べて言葉つきが良い意味で無防備に感じました。挿画は実直だなあという感じ。

  • 「愛を想う」ことっていうのは、陽だまりのようにあたたかく、ついうとうと眠くなってしまうとだけ思っていたのだけど、ぼっかり空いた穴にはまらない寂しさみたいのも伴う、と思った。この東さんの60首の愛の歌には、相手よりももっと向こうにある漠然とした何かに向かってる気がして、そのもっと向こうの何かってその実自分の影かもなって思うと、ぼっかりついでにまた寂しくなる。とても好きだ。

  • 一回ではひっかからないものも多いんだけど、全体的に好み。一回読むだけじゃ足りない!ちゃんと読みたい…(09/01)

  • 切ない、切ない。短歌

  • 水をあゆむように夜の道をゆき過去をふたりでつなげてあそぶ
    やさしすぎるパパのまなざしするひとにさようならと言えそうでした
    中央線、南北線に東西線、どこへもゆけてどこへもゆかず

  • 東直子さんの短歌と 木内達郎さんの絵のコラボレーション。

     ことばで書かれたこころと
     こころで描かれた風景を
     そして
     ことばのまわりに漂う物語を
     あなたのことばで感じ取っていただければ
     とてもうれしいです。
    と、東直子さんのあとがきの結びに書かれている。

    ほんとうに、ことばで書かれたこころと こころで描かれた風景が、着かず離れずの関係で並び立っているのが心を和ませてくれる。

    いちばん好きだった一首はこれでした。

     ひさしぶりのさよならですねゆく街のゆくさきざきで君がゆれてた

    読むたびに違う表情で語りかけてくるような一冊でした。

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